№1 本物越えたか?ばったもん《ケニー・コックス(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
       ジャズピアノ「ケニー・コックス」のレコード紹介です。ルンルン

 

マイルスに対抗ブルーノート「主流派」デビュー?!

H.ハンコックが、W.ショーターが、T.ィリアムスが・・・

丸ごと「もどき・ッタモン」はマイルスを超え??
一句

   “ 崩壊か 本物越えたか ったもん ”
①『イントロデューシング』(68)
《Introducing/Kenny Cox》
チャールズ・ムーア(tp)、レオン・ヘンダーソン(ts)、ケニー・コックス(p)、

ロン・ブルックス(b)、ダニー・スペンサー(ds)。

 

ハービー・ハンコク(p)が、ウェイン・ショーター(ts)が、

トニー・ウィリアムス(ds)が・・・・・そして、マイルスが。

と、思わせる「バリバリ」の「主流派・モード派」グループ。


ピアノのバッキングは、まさしくH.ハンコック。
「ボ~・ボ~」と浮ついたテナーはW.ショーター「どき」。
シンバルワークは、T.ウィリアムスのコピー野郎。

音数が多い「ッタモン」だが、緩急の盛り上げは素晴らしい。

冒頭から「懐かしさ」が込み上がり嬉しくなる。
マイルス・グループが築き上げたード奏法。
『ネフェルチチ』もどきの魔界サウンドをチョット騒々しく仕上げている。
モード音階の美しいところをクリームスキミング。
マイルスG.の「物」。だが、嬉しさが込み上がる。

  一句

     “ 崩壊か 本物越えたか ったもん ”


ラッパのムーア、音の選び方はマイルスがお手本。
音数が多過ぎ、かましくて「静と動」の切り替えしが下手。

やっぱ、マイルスには似ても似つかわない。

マイルスに対抗し、御大ブルーノート社が担いだ?ビュー盤。

「マイルスもどき」が不発だったか

コックスは2枚の作品を残し、元デトロイトへ引っ込んだ。

 

音譜 「もどき」とはいえ、テンションの高いプレイをお聴き下さい  《フルアルバム》