№1 米仏混合織り成す上質ジャズ《ローラン・デ・ワイルド(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルン ご訪問ありがとうございます。
      ジャズピアノ「ローラン・デ・ワイルド」のレコード紹介です。ルンルン

名も知らぬ人ピアニスト・リーダ?!
脇役はUS有名人揃い踏み・・・・

米仏混合織り成すハイセンス&質ジャズ

一句
   “ 名は知らず 聴いてく 新たな音 ”
①『オフ・ザ・ボート』(87)
《Off The Boat/Laurent de Wilde》
ローラン・デ・ワイルド(p)、エディー・ヘンダーソン(tp,flh)、ラルフ・ムーア(ts,ss)、

アイラ・コールマン(b)、ビリー・ハート(ds)。


有名人揃い踏みのアルバムだが、リーダのワイルドは知らない。
期待もせず買ってはみた。ところが、大当たり。
とてもよく出来たアルバム、賛したい。

ワイルドはUS生れの人、録音時は若干27歳(60年生)。
一家揃って米から仏へ帰国するが、ワイルドだけ単身USへ移住し活躍。
N.Y.の録音だが、レコード会社は仏omdレーベル。

ワイルドのピアノはEUらしく、ラキラと透明感がある。

少し前衛的で粋なフレーズを力強く聴かす。
それに対しサイドメンはUSジャズ魂を培った精鋭揃い。
両者が織り成すサウンドは、4ビート・ド真ん中且つ新な響きがある。
  一句
     “ 名は知らず 聴いてく 新たな音 ”


全曲ワイルドのオリジナル。
乗りのいい・4ビートジャズ~斬新な曲まで多彩な力量で魅せる。
ヘンダーソン(tp)の酷な音が鋭く空を切る。
ムーア(ts)はスリル&テンション高く、ジャズの道真っしぐら。

ワイルドのオリジナル曲&アレンジの巧さはワクワクさせる。
米・仏混合の良さを活かしたハイセンスで質なアルバムといえる。

 

音譜 仏人ワイルドの「ラキラ」トーン&アレンジの巧さをお楽しみ下さい。