№1 「癒しのラテン」まどろむ陽射しに・・《ローリンド・アルメイダ(g)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ボサノヴァ・型リズム&ジャズの融合
柔・優・心地良いガットギターの「しラテン」

クール・ソフトなテナー&柔かい射を享け・・

一句

 “ラテンギター まどろむ射に 抱かれて” 

①『ローリンド・アルメイダ・カルテット』(54)
《Laurindo Almeida Quartet》
YouTubeリンク:https://youtu.be/jMa4H8Nn6cI
ローリンド・アルメイダ(g)、バド・シャンク(as)、

ハリー・ババシン(b)、ロイ・ハート(ds)。

ブラジル出身・
テンギターのドン、L.アルメイダ。
ウエストコースト・ジャズのドン、B.シャンク。
このレコードはアルメイダの
リーダ作。
さて、両者の共演でラテンVSジャズ、どっちに軍配が

 

4ビートを僅かに取り込んでいる。
ギターがバックにまわると、在り来りのリズム・ギターで4ビート。
殆どの曲が
テンリズム、アルメイダのためのレコード。と、言える。

ジャズでのボザノヴァ。って、当り前と思ったが違うようだ。
この頃、
サノヴァ・リズムは、まだジャズでは使われていない。

このレコードでは、ボサノヴァに似た原型リズムを演奏。

物ボサノヴァ、ラテンの香り・リズムが充満する貴重もの。

アルメイダのガット・ギターは柔かく・優しく・
地良い。
ラテンリズムもソフトなアタックで情熱のラテンというより「
しのラテン」。
そして、クール・ソフトなシャンクのテナーが柔かい空気で包み込む。

 

ジャケットのようなドレス乱れるダンシング風景とは真逆。
柔かい
射の下で、ついまどろむ。

そんな空気が漂うラテン・ギターサウンドに酔うのも叉、格別。

一句

 “ラテンギター どろむ陽射に 抱かれて”