№1 テナー&アルトの酔っ払い《ボブ・ムーヴァー(as)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

「ヒ~・ヒック」ふらふらっ払いテナー屋

「酔いのい」奇抜な音・アルト屋が・・・

テナー屋の肩を抱えてラフラ・ウロウロ」

一句

  “ ふらふらと テナーとアルトの った音”
①『シングス・アンシーン!』(82)

《Things Unseen!/Bob Mover》
ボブ・ムーヴァー(as,ss)、スティーヴ・ホール(ts)、アルバート・デイリー(p)、

レイ・ドラモンドorルーファス・リード(b)、ボビー・ワード(ds)。

どうもこの人に染めない。

強さと潔さのアルト屋、強く・いっ切り良く・吹き荒らすのはイイが。
アルト吹きに多い、スピード感にのったアドリヴではない。

 

やたらと奇抜な・チクリンな音・フレーズを噛ましてくる。
これが、不自然極まりない。
巧い奴は奇抜なフレーズで緊張感&スリルを与える。
この人は自然過ぎて単にノレない。どうも馴染めない。

テナーのホールが奇抜。太い音を発してるが、まるで「っ払い」。
「ヒ~・ック~~」てな感じ。
アルトのムーヴァは「酔っ払って」いても、まだ酔いがい。
脚がフラついたテナーのオヤジを若干まともなアルト屋がを抱える。

「フラフラ・ロウロ」ってなアドリヴ。
 

一句  “ ふらふらと テナーとアルトの った音”


この妙チクリンなサックス・コンビの演奏に「馴染めない」「うんざり」の1枚である。