(続)№2 渋味捨て、若手に負けぬと・・《ジュニア・クック(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ジュニア・クック」のレコード紹介です。音符

 

①『Junior's Cookin'』、「ドロッ」と味を!

20年後・47歳で渋味捨て「い」を!

ドロッと感失い、ダの人か

 

一句

 “ 渋味捨て 手に負けぬ 勢いを ”

②『サムシン・クッキン』(81)
《Somethin's Cookin'/Junior Cook》
ジュニア・クック(ts)、シダー・ウォルトン(p)、 

ビリー・ヒギンズ(ds)、バスター・ウィリアムス(b)。

《Junior Cook Blog紹介》

①『Junior's Cookin'』(61)№1 渋味・苦味の燻し上げ!

 

①から20年後の録音。

20年経てば比較する方が到底無理か。
ジャズ業界は大きなウネリを喰らって様変わり。

 

クックの音は、もう人の如し。
芯のあるい音はそのまんま。

マァ~~これだけは有難いが・・。

残念なことに、味&哀愁の感覚は微塵もない。
いでグイグイと押し込んでくる。

 

こんなテナー吹きは何ボでも居る。

際立った良さ・特徴が臭わない。
①の「ドロッ」と感を失ったら、もうダの人

素晴らしいのはリズム陣。

特にベース&ドラムに絶賛。
 

ピアノトリオの「競合&協合」の凄さに脱帽。
ハイピッチなドラム・チューニング。

スネアとタムタムの音のハリが高い。
ッ・タッ・タッ」スネアが弾き飛ぶ。

直接心臓を叩くようだ。

不思議でならない。

①のクックは27歳(生れ34年)、②は47歳の録音。
若い頃の渋味の音は歳を重ねて失い、いが増した。
通常、なのだが。

 一句  

 “ 渋味捨て 手に負けぬ 勢いを ”