豊かなメロディーが次から次へと湧き出す!
「巧い」!!しかし、一貫性・節操が無い?
何でも出来るって・・・・・「器用な」!?
①『ファースト・コール』(90)
《First Call/Bill Easley(as)》
《YouTubeリンク》
《https://youtu.be/m1xMJ2PYVAQ?list=OLAK5uy_kCNgO8W15EbsOiFk3rRsb7EIkDWnSPugc》
ビル・イーズリー(as,ts)、ビル・モブレイ(tp)、グラッディ・テイト(ds)、
ローランド・ハナorジェイムス・ウイリアムス(p)、JJウイギンスorデイヴ・ジャクソン(b)。
この演奏、BGM??とにかく良く唄う。
豊かなメロディーが次から次へ良く湧き出てくる。と、感心してしまう。
高域のトーンを滑らせながら綺麗に流し続ける。
ヴィヴラートが何ともイタに付いたフレーズ。だが、嫌気が刺してくる。
曲毎の表現が全て異なる。
歌伴の間奏を聴くように、あらゆるフレーズが飛び出す。
メローな曲調でアドリヴを、次は愉快に楽しく、バップのように。
ズゥ~~と、聴くと「節操が無い」と、思えてくる。
嫌らしいジャズマン? 一貫性が無い。
何でも出来るから素晴らしい。というのが、一般的か。
しかし、こんなの「巧い」とは言わない。
何でも出来る奴は「器用な」という形容詞をあてがう。
イーズリーはその代表選手、国内ではそんなラベルが貼られるだろう。
一貫して4ビート・カルテットを演れば、案外「中々のノリ」的なレコードになる。
と、思うのだが、どうだろう。