№1 陰に潜んだ・凄い奴《ジェイ・ミグリオリ(ts)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズサックス「ジェイ・ミグリオリ」のレコード紹介です。音符

 

荒々しく、突っ込む・々と!

ベースの弦を飛ばす音、録音の良さ!

脇役良ければ、いレコードが残せたが!

①『カウント・ザ・ナイツ・アンド・タイムス』(75)
《Count The Nights And Times/Jay Migliori(ts)》
ジェイ・ミグリオリ(ts)、ジョー・レティエリ(p)、

フランク・デラローサ(b)、ニック・マルチニス(ds)、etc。

44歳(31年生)での初リーダ作。

リーダ作・数枚、知る人は少ないだろう。
活動のメインはビッグバンド要員&脇役参加。


太く・強く・たくましく、々としたプレイ。
とてもビッグバンド要員とは思えない。

それ程々しく、突っ込んでくる。
演奏はジャケットの写真そのままのメージ。

脇役は知らない連中、全員揃って下手。
4バースのドラムは「何、やってんだか?!

緊張感も何も無い。

驚いたのは、録音の良さ。

レーベルは「PBR」、初物である。

普通のスタンドマイクを使ったベースの録音。
弦をジキ飛ばす力のこもった音に驚く。
ベース本体の豊かな韻が生々しく伝わってくる。

もったいない。

感のあるテナーだから、脇役が良ければもっと良いレコードが残せたのに。
 

音譜 太く・強く・たくましいグリオリのテナーをお楽しみ下さい。