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ジャズサックス「ジェイ・ミグリオリ」のレコード紹介です。
荒々しく、突っ込む・堂々と!
ベースの弦を弾き飛ばす音、録音の良さ!
脇役良ければ、良いレコードが残せたが!
①『カウント・ザ・ナイツ・アンド・タイムス』(75)
《Count The Nights And Times/Jay Migliori(ts)》
ジェイ・ミグリオリ(ts)、ジョー・レティエリ(p)、
フランク・デラローサ(b)、ニック・マルチニス(ds)、etc。
44歳(31年生)での初リーダ作。
リーダ作・数枚、知る人は少ないだろう。
活動のメインはビッグバンド要員&脇役参加。
太く・強く・たくましく、堂々としたプレイ。
とてもビッグバンド要員とは思えない。
それ程荒々しく、突っ込んでくる。
演奏はジャケットの写真そのままのメージ。
脇役は知らない連中、全員揃ってど下手。
4バースのドラムは「何、やってんだか?!」
緊張感も何も無い。
驚いたのは、録音の良さ。
レーベルは「PBR」、初物である。
普通のスタンドマイクを使ったベースの録音。
弦をハジキ飛ばす力のこもった音に驚く。
ベース本体の豊かな余韻が生々しく伝わってくる。
もったいない。
力感のあるテナーだから、脇役が良ければもっと良いレコードが残せたのに。
太く・強く・たくましいミグリオリのテナーをお楽しみ下さい。