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ジャズサックス「サル・ニスティコ」のレコード紹介です。
2枚のリーダ作から喰い繋ぎの不遇時代!
16年経過し、渡欧後の「この1枚」!
③『ネオ・ニスティコ』(78) 《Neo Nistico/Sal Nistico》
サル・ニスティコ(ts)、テッド・カーソン(tp)、ニック・ビリグノーラ(brs)、
ロニー・マシューズ(p)、サム・ジョーンズ(b)、ロイ・ヘインズ(ds)。
《Sal Nistico Blog紹介》
①『Heavyweights』(61)№1 『ヘビーウエイト』は誇大広告?!
②『Comin'On Up!』(62) №2 巧さ&下手さ!サンプル展示
②『Comin'On Up!』(62)以降ビッグバンド要員をづ~と。
渡欧し、やっとリーダ作を出すのが75年。
当③はその後の作品で、リーダ・デビューし16年後に4作目。
永~い年数が経ち、以前と全く異なる別人の演奏に。
とにかく、エネルギーが噴出すように音が突っ込んでくる。
針を下すやド肝を抜かれ、1曲目から音の渦・嵐。
ニスティコの音質は硬く、贅肉を削ぎ落とした鋭角的な音。
フレーズは攻撃的で、一瞬の間もおかず攻める。
とんでもなく、テンションが高い。
又、バリトンのブリグノーラの迫力がものをいっている。
この時、ニスティコ38歳、12年後の50歳で他界する。
不遇・ドン底時代を潜り抜けた渡欧後の凄まじさ。
フラストレーション&ハングリーを一揆にブチマケた演奏だ。
今までのハングリーを一揆にブチ撒けた演奏をお楽しみ下さい。