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ジャズサックス「ボブ・バーグ」のレコード紹介です。
不安定な「音階・響き」が緊張感を頂点に!
ドスの効いた「脅迫音」が土石流で迫る!
①『ワンス・モア』(80)
《Once More/Billy Higgins/Bob Berg》
ビリー・ヒギンズ(ds)、シダー・ウォルトン(p)、
ボブ・バーグ(ts)、トニー・デュマス(b)。
《Billy Higgins Blog紹介》
①『Bridgework』(80,86) №1 ドラム屋さんの橋渡し
ボブ・バーグはフュージョンばっかし。
どうにかして、4ビート・モノを手に入れたい。
「このメンバでフュージョンは無い」と、店頭で発掘。
リーダはヒギンズだが脇役バーグ狙い。
勘はピッタシ、4ビートもの。
伊レッドレーベルで、凄味の利いた抜群の音。
音の輪郭が浮き彫りにされ、比重の重い音。
バーグのドスの効いた音に「脅迫感」を受ける。
聴かせ所はA#1、1曲目。
古臭いドラムで始まる長~いソロは頂けない。
バーグ&ウォルトン(p)がハイ・テンションでブツける。
テーマが風変わりだから、奇天烈アドリブで緊張感は増大。
バーグの音質は硬く、太い。
息急くように、土石流の勢いで押し寄せる。
ウォルトンは過去のイメージを払拭させる。
強打のシングルトーンとブロックコード。
胸をブチ抜く凄味で聴かす。
不安定な音階が緊張感をドンドン高みに連れて行く。
バーグのドスの効いた脅迫音。
それとシンクロし、ジッとしてはおれない。
そんな精神状態に追いやる貴重な1枚だ。
バーグとウォルトン(p)がハイ・テンションにブツけてきます。