ギクシャクしたオリジナル曲&アドリブ。
ブチ切れフレーズ&「間」、ノルにノレ無い苛立ち。
強く・硬く・説得力ある音質は、宝の持ち腐れ!!
②『ウォッチ・アウト』(75)
《Watch Out/Rene Mclean(as)》
ルネ・マクリーン(as)、ダニー・コールマン(tp)、ネイザン・ペイジ(g)、
ヒューバート・イーヴス(p)、バスター・ウィリアムス(b)、フレディー・ウエイツ(ds)。
《①『The Real Thing/Louis Hayes・Rene Mclean(77)』
Blog№1「親父J.マクリーンのDNAは?!」 (2019.4.12)の続編》
やっと、ルネのレコードを手に入れた。29歳の初リーダ作。
10歳頃、偉大なる親父ジャッキー(as)から猛特訓を受けた。
その割には29歳でのデビュー・リーダ作は遅咲き。
この演奏を聴けば納得。親の七光りで、リーダ作は作って貰えない。
USジャズ界は甘くない。ってことか。
5曲のオリジナル。どれも、これもがギクシャク、ノリにくい曲で釈然としない。
コンポーザーとしては、大した能力は無さそうだ。
テーマがギクシャクしてるから、アドリブがつまらない。
モードのテーマとド下手クソ・アドリブのよくあるパターン。
ブチ切れ・フレーズ、だから連続音が攻め込んでくる脅迫感が無い。
次のフレーズを考えながら、次の音を探しながら、吹いてるのか。
やたらと空く「間」が、ノルにノレ無い苛立ちを生む。
まるで、練習不足のバレーボール部・「パスが続かない試合」と同じだ。
親父と比較してもしょうが無いが、こんな有り様だからリーダ作が数枚しかない。
音質は強く・硬く・説得力のある音、宝の持ち腐れとしか言いようが無い。