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ジャズサックス「ボブ・ロックウエル」のレコード紹介です。
ピアノ・レスの穴埋めをサックスの歌心で?
無理なら、ドラムorベースとのインタープレイで?
①『ザ・ボブ・ロックウエル・トリオ』(89)
《The Bob Rockwell Trio/Bob Rockwell》
ボブ・ロックウエル(ts)、ルーファス・リード(b)、ヴィクター・ルイス(ds)。
こんなテナー野郎の名前は知らなかった。
45年US生れ、83年デンマークへ移住し活動。
多くのアルバム録音してるが、やっとレコードを見つけた。
ピアノレス・トリオのテナーは「よっぽど腕自慢の奴」。
S.ロリンズがそのド真ん中、アドリブに歌心がある。
ピアノが音場空間を埋めるところを、
太いテナー音と豊かなメロディで注目させる。
これが出来ない奴はピアノレス・トリオは組めない。
初めて耳にするロックウエルは?
ところが、思ったように演ってくれない。
メロディアスに吹かない。
太さと強さのインパクトで押し切る。
ベースとドラムは息がピッタリだが、サックスに絡まない。
歌心が無いなら、サックス&ドラムのインタープレイが欲しい。
メロディアスに攻めるのか、リズムの協調で聴かすか。
どっちつかずではB級扱い。
ピアノレスを意識・フォーカスした演奏でなければ。
ピアノレス・トリオのボブ・ロックウェル(ts)をお聴き下さい。