№1 何の変哲も無い一級品《ベニー・ベイリー(tp)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

音譜ご訪問ありがとうございます。
 ジャズトランペット「ベニー・ベイリー」のレコード紹介です。音符

 

何の徴も無い、トランペット

サイドメン加入のアルバムは、ほど

「パット」しないが、が~いジャズ人生

①『ビッグ・ブラス』(60)   

《Big Brass/Benny Bailey》
ベニー・ベイリー(tp)、フィル・ウッズ(as)、

ジュリアス・ワトキンス(fh)、レス・スパン(g)、

トミー・フラナガン(p)、バディー・カトレット(b)、アート・テーラー(ds)。

数日、サックスを聴き続ける。

と、耳がサックス慣れしてくる。

こんな時、トランペットを聴くとマラ無く感じる。
サックスと比べ音質の強弱・起伏が弱い。


ベイリーの音は細くは無く、強く・力がある。
上手いロディーにのせ良く乗せてくれる。
ただ音質、フレーズに個性が無く飽きがくる。

この人、53年と早い時期にUSからEUへ移住。
これはUSコンサートツアーでの録音。
EUにおいても一貫してードバップを演り続ける。

 

だからか、60歳代でも80年代のジャズシーンで活躍する。
メロディー重視のアドリブは「ジャズマン寿化」のコツか。

B級ハードバッパー・ド真ん中のベイリー。
サイドメン加入のアルバムは数多いが、リーダ作が少ない。

級ランクダウン・トランペッターの貴重な1枚といえる。

 

音譜 フレンチルンを加えた、まさしくビッグ・ブラスをお楽しみ下さい。