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ジャズサックス「カーメン・レジオ」のレコード紹介です。
テナーは、キャバレーのムードテナー!
アルトは、スリル・緊張感のブッ放し!
薬中・闘病・退院後のA.ペッパー(as)が!
①『スマイル』(77)
《Smile/Carmen Leggio》
カーメン・レジオ(ts)、ディレク・スミス(p)、ジョージ・デュヴィヴィエ(b)、
ロニー・ベッドフォード(ds)。
この人、結構マイナーなテナーマン。
名前からしてイタリア系US生まれ、50歳と随分遅咲きの人。
ビッグバンドからスタジオで活動し、リーダアルバムを数枚録音。
テナーの音質は線が太く・ゴツイ音。
結構、俗っぽいメロディーを吹く。
ミディアムテンポの曲はメロー過ぎ、キャバレーのムードテナー。
アルトを吹くとテナーとは別人。
薬中・闘病・退院後のアート・ペッパー(as)の如し。
スタジオミュージシャン上りからか、リズムの切れは抜群。
B#1 サムデイ・マイ・プリンス~。
ピアノが崩したテーマで入ってくる。
アルトのレジオがイイ。
スリル・緊張感のフレーズをブツケテくる。
ペッパーモドキと言われても、アルト専属がベスト。
テナーは太い音に酔った雰囲気だけに成り下がる。
アルトを吹けば、薬中・闘病・退院後のアート・ペッパーの再来。
粋なテーマのピアノ、スリル・緊張感溢れるアルトをお楽しみ下さい。