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ジャズサックス「ペドロ・イトウラルデ」のレコード紹介です。
二・八蕎麦の八割フラメンコ屋!
この1枚・唯一の十割蕎麦(?)を打つ!
スペインの十割ハードバッパー登場!
①『カルテット』(68)
《Quartet/Pedro Iturralde(ts)》
ペドロ・イトウラルデ(ts,ss,bs,fl)、ハンプトン・ホース(p)、エリック・ピーター(b)、
ペア・ウイボリス(ds)。
珍しいスペイン(西班牙)のテナーマン。
スペインの土着音楽はフラメンコ。
イトウラルデはフラメンコとジャズを融合をした。と、言われる。
この1枚を除きフラメンコジャズで有名。
聴いてみると、ジャズと融合してるとは思えない。
二・八蕎麦と同じ、八割がフラメンコ・二割がジャズ。
蕎麦とは違い分離しており、融合してるとは思えない。
これは唯一のハードバップもの、やっと手に入れた。
しかし、このジャケットが酷い。
スペインのヒスパボックス社だが、USコンテンポラリーのパクリ。
ハンプトン・ホースは、演奏ツアーでマドリッド入りし録音。
一端のH.バップに仕上がってるのはホースのお陰。
この頃のEUテナーマンはコルトレーンor S.ロリンズ風。
だが、イトウラルデは遠慮がちなハンク・モブレー風か。
音質、フレーズに特徴は無く、ノスタジックにスイング。
有名スタンダード曲をノスタルジックに聴かす。
ソプラノ、フルートを吹くが、音色を変えた場つなぎ演奏。
マア~~楽器を変えて、目先を変えただけのこと。
バリトンサックスがドン臭い、ノロノロと牛が歩いてる感じ。
60年代後半にもなって、ノスタルジック・ジャズが楽しめる。
それも、これもスペイン・ハードバッパーのお陰だ。
ノスタジックにスイングする遠慮がちなハンク・モブレー風演奏をお楽しみ下さい。