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ジャズピアノ「フランク・ストラッゼリ」のレコード紹介です。
「死っ茶化・滅っ茶化」ピアノは何処行った?
貴公子ピアノが、豹変!
骨太トーンのファンキー・カラーに!
②『グルーヴィン・ブルー/カーティス・アーミー&フランク・バトラー』(61)
《Groovin`Blue/Curtis Amy(ts)Frank Butler(ds)/Frank Strazzeri》
フランク・ストラッゼリ(p)、カーティス・アーミー(ts)、フランク・バトラー(ds)、
カーメル・ジョーンズ(tp)、ボビー・ハッチャーゾン(vib)、ジミー・ボンド(b)。
《Frank Strazzeri Blog紹介》
①『That's Him&This Is New』の8年前の録音。
貴公子ピアノの初期の頃が気になり、
サイドメンの加入だが引っ張り出した。
ミディアムテンポでファンキー・カラーたっぷり。
アドリブもバックもグループに馴染んだファンキーどっぷり。
①の妙竹林な不協和音もフレーズも無い。
強いタッチでシングルトーンを叩き出す。
ボビー・ティモンズ(p)の「骨太トーン」ってとこ。
テナーもペットも少々ガサツな音色でファンキー一色。
とてもウエストコースト・サウンドとは思えない。
ドラムがイイ。
強く重いインパクトのある音は「ダッ」の1発音で聴かす。
このアルバムでのストラッゼリは①とは別人。
朴とつに叩く鍵盤の音は強く・重く、ドラムと巧くシンクロ。
グループのファンキーカラーにドップリ漬かっている。
得意技「2面性」の真ともな方を聴かせている。
ピアノの貴公子に成り上る以前(8年前)の力強いピアノタッチをお聴き下さい。