№5 離婚調停中に同棲女を《ソーサラー/マイルス・デイビス》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。

     「マイルス・デイヴィスの女をLPジャケットから暴く」の紹介です。ルンルン

 

エッ?!3人目(定)の妻がジャケットに

最初の妻は婚調停中

2人目(予定)の妻はどうしたのか??

④「ソーサラー」(67)

《Sorcerer/Miles Davis(tp)》

マイルス・デイビス(tp)、ウエイン・ショーター(ts)、ロン・カーター(b)、

ハービー・ハンコック(p)、トニー・ウイリアムス(ds)。

《マイルスの女を暴く Blog紹介》

○映画『マイルス・アヘッド』  ①『Someday My Prince Will Come』(61)

№1 マイルスの女をLPジャケットから暴く №2 マイルスの妻達

②『At The Blackhawk』(61)    ③『ESP』(65)

№3 立続けにマイルスの妻が        №4 女房とのワンショットをジャケットに使う?

 

この女性、3人目の妻「シシリー・タイソン」、81年結婚・89年離婚。

ド・アップの横顔、よっぽど惚れしてたのか。

 

レコード③は65年・最初の妻「フランシス・テーラー」を掲載。

④は2年後の67年・3人目の「シシリー・タイソン」を掲載。

じゃー、2人目はどうしたのか

結婚してない際中の女性を載せたのかと、疑問は残る。

 

67年、最初の妻「フランシス」とは婚調停中。翌年(68年)に離婚成立。
つまり、離婚調停中に3人目「シシリー」と倫の仲。

その女性をジャケットに掲載、有名な映画「ルーツ」に出演した女優。

 

気になる2人目の女性は翌年発売のジャケットに掲載。

となると、この時シシリーと2人目予定の女性2人と交際中か。


このレコード、「クール」「モード」に続く新たな世界がある。
その世界を創り上げたのはウエイン・ショーター

魔術」の世界とか称されるが。

 

「暗黒・真っ暗闇」「雲海」の中を漂う音の世界がある。

「チンタラ・チンタラ・ラァ~~」と流れる音は全くツマラナイ。

全体の強弱・抑揚がまとまり過ぎ、アドリブに聴こえない。
この「ンタラ・サウンド」は『ネフェルティティ』へと続いていく。


映画「マイルス・アヘッド」で、「フェルティティを練習しといてくれ」
と、マイルスはハービー・ハンコック(p)らに言い放つ。
よっぽど、繰り返しの練習で創り上げたアルバムなんだろう。

だが、その練習にマイルスは入っていない。

 

④はショーターが曲を描き、マイルス加入の曲もある。

ショーターが乗っ取ったマイルス・グループ、といえる。


この「暗黒・雲海」サウンドからはみ出した奴が居る。
由奔放に、演りまくってる奴は、トニー・ウイリアムス(ds)
インタープレーは超バツグン、何のためらいも無く叩きまくる。
トニーのドラムが爆発し、スリルとインパクトを叩き付けてくる。
このレコード「一の救い」だ。

歴史的名盤ってのは、往々にして面白く無い、ツマラ無い。
このアルバムも仲間入りだ。

 

音譜 テナーのウェイン・ショーター、「魔術」と称されるサウンドをお聴き下さい