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ジャズピアノ「アンドリュー・ヒル」のレコード紹介です。
奇人変人・妙竹林集団・ジャズグループ!
この中で、誰が?抜きん出る?目立つか??
妙竹林グループをまともに・牽引するのは??
《Point Of Departure/Andrew Hill》
アンドリュー・ヒル(p)、ケニー・ドーハム(tp)、エリック・ドルフィー(as・etc),
ジョー・ヘンダーソン(ts)、リチャード・デビス(b)、トニー・ウイリアムス(ds)。
メロディーの無いシッチャカ・メッチャカのテーマが多い。
3ホーンのテーマは、不気味・異様だが迫力は凄まじい。
ヒルに続くドルフィーのアドリヴが最高!
ヒルのアドリブはドルフィーへのお膳立て。
ドルフィーが目立つ、まさしく主人公。
ヒルのブロックコードは「ガ~ン」と一発、不協和音の連続。
その余韻がやるせない程「不気味・不安定」な不協和音。
それが、ドルフィーに向けた最高の舞台を作っている。
素晴らしいのはT.ウイリアムスのドラム。
妙竹林なヒルのバックに、息を合た左手のオカズ&シンバル・レガート。
そして、変化に富むフロント陣へのインタープレイ。
その基本は、ウィリアムスの小刻みなビートが牽引役を担っているから。
ドルフィーのアルトが吠える!まさしく「馬のいななき」。
残念だが、バスクラではいつもの「象のいななき」が登場しない。
ドルフィーは当録音の64年に他界。
狂った連中の中でも一際目立ち、リーダを喰ったE.ドルフィー。
このレコードが最期!残念でならない。
奇人変人・妙竹林集団・ジャズグループの異常な緊張感をお楽しみ下さい