№1 貴人変人・妙竹林集団ジャズ《アンドリュー・ヒル(p)》 | 壊滅的刺激的・体感できるジャズノート

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Jazz?! 『何を聴くか??』では無い。
 好きなモノを聴く。好きなアルバムを買う。コレでは勿体無い。
 例えば、1人のジャズマンのアドリブ変化をズ~~と追う。
Jazz『何を聴くか?』では無い。『どう聴くか!』が大事。 

ルンルンご訪問ありがとうございます。
        ジャズピアノ「アンドリュー・ヒル」のレコード紹介です。ルンルン

 

奇人変人・竹林集団・ジャズグループ

この中で、誰が?抜きん出る?立つか??

妙竹林グループをまともに・引するのは??

①『ポイント・オブ・デパーチチャ』(64)

《Point Of Departure/Andrew Hill》

アンドリュー・ヒル(p)、ケニー・ドーハム(tp)、エリック・ドルフィー(as・etc),

ジョー・ヘンダーソン(ts)、リチャード・デビス(b)、トニー・ウイリアムス(ds)。

 

メロディーの無いッチャカ・メッチャカのテーマが多い。
3ホーンのテーマは、不気味・異様だが迫力は凄まじい。

 

ヒルに続くドルフィーのアドリヴが最高!

ヒルのアドリブはドルフィーへのお膳立て。
ドルフィーが目立つ、まさしく人公。

 

ヒルのブロックコードは「ガ~ン」と一発、協和音の連続。
その余韻がやるせない程「気味・不安定」な不協和音。
それが、ドルフィーに向けた最高の舞台を作っている。

素晴らしいのはT.ウイリアムスのドラム。
妙竹林なヒルのバックに、息をた左手のオカズ&シンバル・レガート。

そして、変化に富むフロント陣へのインタープレイ。

その基本は、ウィリアムスの刻みなビートが牽引役を担っているから。

 

ドルフィーのアルトが吠える!まさしく「のいななき」。
残念だが、バスクラでは
いつもの「のいななき」が登場しない。


ドルフィーは当録音の64年に他界。
狂った連中の中でも一際目立ち、
リーダを喰ったE.ドルフィー。
このレコードが期!残念でならない。

 

音譜 奇人変人・竹林集団・ジャズグループの異常な緊張感をお楽しみ下さい