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ジャズサックス「ハンク・モブレー」のレコード紹介です。
初リーダ作品、三大傑作盤の5年前!
「照れ屋」を思わせるジャケット写真!
まだまだ力量発揮とはいかない!
⑬『ハンク・モブレー・カルテット』(55)
《Hank Mobley Quartet》
ハンク・モブレー(ts)、ホレス・シルバー(p)、
ダグ・ワトキンス(b)、アート・ブレーキー(ds)。
《Hank Mobley Blog紹介》
⑪『Thinking Of Home』№12 昔に戻ったか!ウォーム・トーン
⑫「Hank Mobley」(57)№13 ガマ蛙!有名ジャケットを超えた?
モブレー25歳での初リーダ作品。
ワンホーンは珍しい。
5年後の『Soul Station』(60)まで無い。
この5年間、2or3ホーンは散々たるもの。
脇役に遠慮し、弱々しいモブレー。
当⑬は1人舞台、
元気盛盛「バリ・バリ」吹きまくる。
当時在籍のA.ブレーキG.のリズム陣との演奏。
ブレーキー(ds)が「ジャン・ジャカ」囃し立てる。
気心知れた仲間と大親分傘下で、思う存分吹きまくる。
ただ、⑤『Roll Call』⑥『Workout』のようにはいかない。
ハイテンポで飛ばし上げる。
威勢は良いがアドリヴは今一。
⑤・⑥の次次と湧き上るメロディーではない。
激しい上下運動のアドリヴが忙しいだけ。
A#2『My Sin』、バラードの曲。
どうしても④『Soul Station』(60)と比べてしまう。
音の芯が強いウォーム・トーンを聴かす④だったが。
まだまだ、到底そんな境地に至らない。
「ださい」フレーズでダラダラと。ってな感じ。
④までの5年間、音楽観に磨きが掛かり変化していく。
記念すべきモブレーの初リーダ作品、「勢い」のある1曲目をお聴き下さい。
まだまだフラフラとする音、今後磨きが掛かる「ウォーム・トーン」をお聴き下さい《A#2の曲》