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ジャズサックス「ハンク・モブレー」のレコード紹介です。
ジャケット「ガマ蛙」真っ二つ!
有名ジャケット、形無しの「とぼとぼ」モブレー!
3大傑作盤に向けた修行期間か!
⑫「ハンク・モブレー」(57)
《Hank Mobley》
ハンク・モブレー(ts)、カーティス・ポーター(as)、
ビル・ハードマン(tp)、ソニー・クラーク(p)、
ポール・チェンバース(b)、アート・テイラー(ds)。
《Hank Mobley Blog紹介》
⑩『Reach Out!』(68) №11 弱腰ギター!超軟弱路線へ
⑪『Thinking Of Home』№12 昔に戻ったか!ウォーム・トーン
ジャケットの迫力が凄い、これは有名盤。
B.N.専属カメラマン「フランク・ウルフ」の作品。
ガマ蛙をサックスで真っ二つ、こんな奇抜な写真他に無い。
グラサンのオヤジはモブレー?
と、疑ってしまう。
演奏はジャケットとは真逆、ここでも大人しい。
『Hank Mobley Quintet』(57)と同年録音で内容も同じく大人しい。
リーダなんだが。
脇役に遠慮し「我こそは」と、前に出ない。
④『Soul Station』(60)までのモブレーは、
勢い・覇気が無い。
サラリーマンならエリート街道に乗らない人。
いつも脇役どまり。
A#2「Falling In Love With Love」。
哀愁を込めハードマンが奏でる。
お得意のバラードで、柔かく・ゆったりと。
ただ、④のように湧き上がるメロディーに至らない。
音の芯に重量感が無い。
「ホワッ~・ホワッ」と浮いている。
まだまだ、これから。
『Soul Station』等3大傑作盤までの3年間、修行期間ってとこか。
ラッパとアルトの挟み撃ちに合ったリーダ・モブレーをお聴き下さい
モブレーお得意の優しく奏でる演奏をお聴き下さい