GRECO V.S. PRS | ジャズギターについて徒然

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ギター単体としての評価が高い一方、オリジナリティの無さから批判も少なくないGRECO。本家のPRSと比較してみた。

比較 表
ホントにそっくりだねぇ。EWも195あたりの上位機種になるとトップがアーチトップになって益々近づいてくる。
比較 裏


PRS 表
10 TOPなんだけど控えめなトラ杢です。

GRECO 表
こちらはギラギラの杢。厚みも結構ありそうです。材料費高そう。

PRS 裏
こちらも惜しみなく10TOPの材です。

GRECO 裏
こちらはアーチがついていないので、見劣りはしますね。でもマホガニーバックとしてはいい材使ってます。


PRS指板
こちらはPRS。ローズということもありますが、粗さが残る感じです。

GRECO 指板
こちらはGRECO。黒々としていいエボニーです。ここだけで言えばGRECOの勝ち!

今回はソリッドとセミアコとの比較になってしまったので、音のストレートな比較は無意味。
どちらも材や工作精度は折り紙付きなので、狙い通りの音を出してくれます。
特にGRECOは本当に実直な作りがそのまま音に反映されている感じで、素直です。そして音が太い。単音でも説得力ある音です。クリーンからオーバードライブまで全方面での優等生。
PRSは含みのある音で、クリーンから、ごくごく軽いオーバードライブがいい感じ。激しい歪みはこのギターの良さが生きてこない。また、3Kgを切る軽さは年寄にはありがたい。

GRECOはミディアムスケール、PRSは25インチなのでPRSの方が僅かに長い筈だが、弾き比べても全く違和感はない。むしろGRECOの方が長く感じる事もあるので不思議だ(指板のRや幅、ネックの厚みなども関係してくるのだろう)。

PRSの方がニュアンス出やすいので神経使うかな、逆に感情入りやすいけど。
GRECOの方がエイヤッと気楽に弾けちゃう。

■結論
どっちも捨て難い・・・全く比較になってないな、すみません。