そして3in1に出会う | 歌と旅、そして軽井沢@アユーラ

歌と旅、そして軽井沢@アユーラ

軽井沢と東京を行ったり来たりしながらの暮らしを綴っています。
イシス編集学校の師範代ライフもちょっぴりアケています。

さて、精神世界に嵌った私ですが、もっと現実とのバランスが取れたものを求めていました。

私が初めてスリーインワンコンセプツ®を体験したのは、今から15年くらい前だったと思います。
まだ、21世紀にはなっていなかったはず…。
ビジョン心理学が面白くて、三国ますみさんのワークショップによく参加していたころ
そこに参加していた人に、たまたまスリーインワンのファシリテーターに成り立ての人がいました。

昔から好奇心だけは人一倍強かった私は、絶対体験してみたい!と思って
「やってやって!」とデモンストレーションのモデルに志願しました。


そうして何人かの人が見守る中、“まな板の上の鯉”は彼の包丁さばきを受けることになったのです。

そのときの感想を体験談としてまとめ、自分のHPにアップしたのですが、読み返してみるとなかなか臨場感にあふれているので、そのままここに引用したいと思います。
    
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最初に“筋反射テスト”について説明を聞きます。

これは私にではなく私の筋肉に対して答えを聞くテストなのだそうです。

腕を真っ直ぐおろしてYESとNOの合図を腕の前後の振りぐあいで確認するのですが

左腕は右脳に、右腕は左脳につながっているのだそうで

つまり右脳左脳両方に問いかけているわけです。

実際に筋肉に対して

「これからあなたに○○○○について質問をしていきますが、いいですか?」

と、問いかけるんです。

人によっては頭ではOKをだしているのに

潜在意識やもっとさらに深いところで拒否している場合があるんですね。

本人が思っているよりも実は深く傷ついているんです。

私はその時、子供の頃にお箸が上手く使えなくて、それが今でも尾を引いていて

“食事の時他人に見ていられると、箸を持っている手が緊張して上手く食べられない”

というプチトラウマ(!)があるのでそれをやってもらうことにしました。

身体からのOKがでると次々に細かい質問が続きます。

「質問されることに何%ぐらい同意しますか?」とか

「その問題に関して何%ぐらいのストレスを感じていますか?」などです。

ビックリしたことに私の身体は79%もストレスを感じていたのです。

私自身は普段はそんなことたいして気にしていないのに……。

「その問題の原因が起きたのはあなたが何歳の時ですか? 20代? 10代?……」

「それに関係している人はあなたとどういう関係にある人ですか? 両親? 兄弟? 友人?……」

このあたりまで来るとあきれている私自身におかまいなく腕の筋肉は勝手に反応します。

最後にそのトラウマから受けた感情、悲しみなどがたまっている場所を聞いて
(私の場合右目のすぐ下のところでした)

解放してやります。

人によっては泣き出しちゃう人もいるそうですが

それは出口を探していた感情がやっと出口を見つけてほとばしり出ている状態ですので

何も心配はいらないそうです。

その後めでたく食事の時にどんなに見つめられても右手は緊張しなくなりましたよ。

ますますご飯がおいしい私です (^O^)

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久しぶりに読み返してびっくりしたことの一つに、

私は自分が不器用であることをストレスに感じていながらも、あの頃は全くそれをわかっていなかったということです。

それまでも、いろいろな癒しと気づきのワークショップを体験してきた私ですが、

自分が不器用であることなど、それ以外の問題に較べたら比較にならないほど小さなことだと思っていたので、

テーマとして取り上げたこともありませんでした。

このときはデモンストレーションのモデルであったので

「修正前と修正後の違いがわかりやすいものを取り上げたい」という

ファシリテーターさんの要望で、たまたま思いついたのがそれだっただけなのです。

それ以後、しばらくはスリーインワンにご縁はなかったのですが、

何かの拍子にふと思い出しては「あれはすごい」と心の中でつぶやいていました。

そして自分でももっと勉強したくなり、トレーニングコースを受講し始めたのですが、

コースの中でもセッションでこの「自分が不器用である」というテーマは

イヤというほど出てきました。

あまり出てくるので、ついに

「これってかなり私の人生を縛っているものの一つに違いない」
という気づきが出てきて、

「それならそれを解放しよう!」
と、突然半年間の美術大学講座に通ったのですが、

この体験は歌や踊りや演劇という分野育ちの私にとって、ものすごく大きなギフトになりました。
  
その話になると長くなるので端折りますが、おかげでそのストレスはかなり改善され、今もされつつあります。

そして不思議なことに、いろいろなことにより積極的になっている自分を発見し、

驚きとともにますます「スリーインワンは凄い!」と確信しています。

大きなストレスを解放することも大事ですが、小さなストレスもバカにできません。

人によっては小さなストレスを解放することで人生が変わります。

アメリカで、死に至る過程についての研究に生涯をささげたエリザベス・キューブラー・ロス博士は

まもなく死を迎えようとする人のそばに座って、優しく語りかけます。

「これまでの人生の中で何か後悔していることはありますか?」
  
その問いかけに対して、ほとんど全ての人が同じことを答えます。

もちろんその答えは「はい」です。

その中で最も後悔していることというのが

「ある人に対して、これまで一度も“あなたを愛している”と言わなかったことです」

「危険を冒してでも、もっとやるべきだった」

「自分の夢をついに実現できなかった」


この3つ目の後悔が述べられたとき、博士は次のように尋ねます。

「あなたの夢は何だったのですか?」

ところがいつも同じような悲痛な答えが返ってくるのです。

「わかりません…」
  
彼らは夢が何だったのかわからないけれど、実現できなかったことだけはわかるのです。

笑えるようで笑えないこの話をスリーインワンの創始者であるゴードン・ストークス氏はよく引用しました。

そして続けて私たちにこう問いかけたものです。

「あなたのこの人生での本質的な目的は一体何ですか?」

以前、私はこの問いに

「自分の夢を叶え続けること」と心の中で答えていました。

でも、今はこう思います。

私が私らしく生きること それが人生の本質的な目的である、と。



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