2024年7月投宿
この「森りんこ」はペンション村と呼ばれている一角にありますが、場所としては1番下側に位置しています。上の方にあと2軒あるそうですが1軒は温泉ではなく、もう1軒は週末しか営業していないらしいです。旅行サイトには「森りんこ」と温泉ではないもう1軒のペンションしか載っておらず、なんとも寂しい現状ではあります。
「森りんこ」の隣も廃業したであろうペンションの建物があり草ぼうぼうの状態、ペンション村が出来た当初はかなりの軒数があっただろうに時の流れは残酷なもの。中には廃業したペンションに一般の方が入居している所もあるそうで、それはそれで灯りが消えなくて良かったとオーナーさんはおっしゃってました。当日も泊り客は私達だけで泊まる分には静かでいいのですが、経営的には厳しいものがありますよね。なんとか今年の冬は雪が降ってスキー客が多く来るといいなと願っております。
ただこの7月に泊まってみて思ったのですが、別に冬じゃなくてもここは泊まる価値あるなと思いました。それは凄く避暑地感溢れる良い場所だなと感じたからです、車はめったに通らないし蝉やひぐらしが鳴いて自然の風が心地いいんですよ。こういう場所ってなかなか無いような気がします、皆さんも是非一度足を運んでみてはと思います、新しい発見があるやもしれませんよ。
部屋は一番奥の8号室、こういうのがいちいちカワイイんです。
ツインルーム、広さは広縁無しの8畳ぐらい。
夕食後は他の泊まり客もいないせいか恐ろしく静か、21時前には就寝して9時間以上寝ちゃいました。
テレビ、椅子2つ
ドア横にハンガー
テーブルと椅子もある、扇風機もね。
天井も高くて山小屋風、部屋の照明は暗め。電球タイプが2つなので仕方ない、それでも海外のホテルよりは明るい(笑)
エアコンもしっかり冷えます
窓からの景色
名入りタオル、歯磨きセット、ボックスティッシュ
バスタオルと浴衣は無くどちらも200円で借りられます。
自販機・金庫・お着きの菓子・お茶セット・ポットはありません、途中どうしてもコーヒーが飲みたくなって言ったらインスタントだけど淹れてくれました。
朝風呂に入りたい場合はその旨伝えてください、私達は6時半からお願いしました。
Wi-Fiはありますが速くはない
名入りタオル、一筆書きが楽しい
お風呂手前にトイレ、男女兼用
マットとかいちいちカワイイ
暖簾
マットも温泉
左右に分かれてますが空いている方を使う貸切式、今回は私達だけだったので右側だけを使いました。
脱衣場
扇風機アリ
体重計アリ
手洗いとゴミ箱
写真だと小さく思われるかもしれませんが大人2人でも余裕の大きさ、それに深さもありますよ。温泉がオーバーフローしています。
熱ければ自由に加水して下さい
壁に檜も使ってます
シャワーは普通に使えます、水量水圧とも不満は無い。ただ水量が不安定らしく弱い時もあるらしい。
泉温は42.4℃で大適温
シャンプー類はTSUBAKI、リンスインシャンプーあるのにコンディショナーもある。この他に洗顔ソープもあった。
この源泉はホテルオニコウベで引いたものを借りてるそうです、当時ホテルで掘削したけど温泉は出なくて仕方なく本宮原の方から引いたそうです、何十年かに一回配管の交換があるそうでかなりぶっとい管だそうですよ。これは大久商店の女将さんの話でした(笑)
源泉名を確認すると「すぱ鬼首の湯」と同じなんですよね。
お風呂からの景観、子供の頃母親の実家に行った時の感覚です。
施設名:森りんこ
浴室浴槽名:森浴室
源泉名:白土源泉、通産省源泉、本宮原1号泉 混合泉
泉質:アルカリ性単純温泉 低張性アルカリ性高温泉
旧泉質名:単純温泉
泉温:(分析時)78.7 ℃ (使用位置) 56.5℃
ph値:9.2
知覚的試験:無色透明で、無味無臭にして、アルカリ性である
メタけい酸:250.6mg
成分総計:979.5mg/kg
浴槽の利用形態:源泉100%かけ流しです
後編に続く