鳴子温泉 国民宿舎ホテルたきしま [後編] | 鳴子温泉郷の宿・全投宿を目指すブログ

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自宅で父親を老々介護中、月1回のショートステイの時に鳴子温泉郷の宿に2泊しています。現在全宿数の半分を過ぎた所ですが益々鳴子の魅力に心奪われております、皆様も是非鳴子に泊まってその魅力を体験して頂きたいと思います。このブログがその一助になれば幸いです。

2023年10月投宿

 

 

 

 

 

「たきしま」の薬湯はかなり有名で日帰り入浴は込み合う事も多いようです、こちらもアトピーが治ったとか不妊が解消したとか、様々なお礼の言葉や入浴客の感想を書いたノートが薬湯の入口の階段手前に置いてあります。湯あたりも多いそうで柔道の有段者が通路でへたり込んでいた等の逸話もあります。なので初めてのお客には御主人のレクチャーが必要なんですね、私には体力有るからと肩まで浸かるのを6分までOK頂きました(笑)  あとは半身浴で過ごすのが吉みたいです。

 

この「空」が見えれば入れます。

 

札をひっくり返し地下に降りていきます

 

脱衣場

 

洗面台と鏡

 

薬湯、まずドアを開けるともの凄い熱気が襲ってきます。匂いはあまり嗅いだ事のない匂いでした、東鳴子とは全く違うし近くの「旅館すがわら」とも違う独特の香りです、色は透明ではなく濁っていて少し黒っぽい感じ。洗い場の床タイルが剝がれて浮いているので注意。

 

この壁の穴から熱気が出ているようです。

 

瀧嶋1号と2号の混合泉がここに溜っているようです。

 

この時の源泉はチョロチョロで少し温かった、夜に入った時はソコソコ出てまして適温でした。実際入浴してる時は普通な感じで特に凄いお湯とは感じなかったです。半身浴してると天井から激熱の雫が落ちて来ますのでご注意下さい(笑)

 

シャンプーやボディソープも置いてありますが、ここで洗髪する人は少ないと思う。シャワーは十分な強さがありました。

 

 

実は部屋に戻ってから夕食まで2人とも爆睡してました、湯あたりした訳ではないがどっと疲れたみたいです。薬湯の湯力は本物みたいです、特に奥さんの爆睡ぶりは見たことが無い眠りようでした、薬湯恐るべし!

 

 

男湯入口

 

脱衣場

 

洗面台とドライヤー

 

瀧嶋3号源泉、こちらも良いお湯です。

 

やや温めかな

 

ずっと独泉でした

 

女湯入口

 

脱衣場と洗面台

 

男湯と少し形が違いますね

 

源泉出口、女湯はかなり熱かったらしいです

 

この他に以前は家族風呂があったようですが、現在湯は張られておりません。

 

夕食、一泊二食付きで税込7,260円ですから、それを考えると立派なもんです、私は豆だけ残しました。まぁ素泊まりもありますしお好きな方で。

 

朝食、さつま揚げが硬かったですが良く噛んでいると味が出て来ます、それと温泉卵がこれまでで一番黄身が濃く美味しかったです。

 

食事会場、夕食時は私達含めて4人いたのですが朝食の時は3人でした、朝早く出立したんでしょうね。

 

食事会場の荒雄の部屋、1Fです

 

「たきしま」で買ってきた「OKちゃん」、使い始めてまだ3回目ですが効果ありそうです。抜け毛にも良いと言われ買ってしまいましたが、なんか良さそうなんで来月鳴子に行った時に詰め替え買って来るかも(笑)  今までとは違って髪がしっとりして顔がツルツルなんですよ、保湿にもいいらしいです。

 

 

 

泊った日は夕食の頃から猛烈な風が吹き、部屋に戻っても窓のガタピシが凄かった「これじゃ寝られないなぁ~」なんて話してたんですが、もう一度薬湯に浸かってから布団に入ったら2人とも朝まで爆睡でした、全く風の音も気にならず寝られて本当に驚きました。あと湯上りに扇風機で汗を引かせていた時、奥さんが私の写真を撮ったのですが、自分でも見た事が無い程の疲れた顔して写ってた、すっかりジジィの顔になってました(笑)  御主人に薬湯は入る程良いんだからと言われてましたので、朝も何度か薬湯に浸かったんですが、段々と慣れて来たのか湯上りでもシャキッとなりました。男湯にも2回程浸かりましたがこちらもとても良いお湯でした。

 

結局、泊まる前の不安など全く感じず、部屋にない物は持ってくればいいだけの話で私達夫婦はこの宿を気に入ってしまいました。何と言ってもお湯が素晴らしく惚れましたね。食事は美味しい物を食べたければ素泊まりでも良いでしょうし、共同トイレだけリニューアルして頂けたら言う事無しです。

 

今回チェックアウトを11時半にお願いしてまして、値段は2人で午前中までの滞在で1,000円でした、これも格安ですね。

 

私の奥さんが子供の頃、六十二万石というホテルに家族で泊まったらしいのですが、何処にあったのか分からずずっと気にしていました。ネットで調べても鳴子にそういうホテルがあったとは出て来ませんし、それでいつか詳しい人に聞いてみようと思っておりました、チェックアウトの会計のとき御主人にそのことを尋ねたら「あぁ、六十二万石はあったあった」「ほら今の幸雲閣だよ」と教えて頂きました、奥さんの悩みも一つ解決しホテルを後にしたのでした。

 

 

国民宿舎ホテルたきしま 203号室12畳和室

大人2人 7,260×2=14,520円+延長1,000円+入湯税300円

合計15,820円

INOUT 15:00~10:00

12:00まで1部屋1,000円で延長可

 

 

浴室浴槽名・薬湯

源泉名・瀧嶋1号泉・瀧嶋2号源泉 混合泉

泉質・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 低張性中性高温泉

旧名・含重曹-芒硝泉

泉温・分析時76.1℃ 使用位置71.6℃

ph値・7.3

メタけい酸・222.7

知覚的試験・無色透明にして、微かに甘味を有し、木材臭を放ち、

      中性である

源泉が高温のため加水しています、かけ流しです。

 

 

浴室浴槽名・男子浴室、女子浴室

源泉名・瀧嶋3号源泉

泉質・ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物・硫酸塩泉 低張性弱アルカ

   リ性高温泉

旧名・含食塩・芒硝-重曹泉

泉温・分析時71.8℃ 使用位置 男子浴室59.6℃

               女子浴室60.4℃

ph値・7.6

メタけい酸・256.0

知覚的試験・無色透明、無味無臭にして、弱アルカリ性である。
源泉100%のかけ流しです