鳴子温泉 国民宿舎ホテルたきしま [前編] | 鳴子温泉郷の宿・全投宿を目指すブログ

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自宅で父親を老々介護中、月1回のショートステイの時に鳴子温泉郷の宿に2泊しています。現在全宿数の半分を過ぎた所ですが益々鳴子の魅力に心奪われております、皆様も是非鳴子に泊まってその魅力を体験して頂きたいと思います。このブログがその一助になれば幸いです。

2023年10月投宿

 

 

 

 

 

 

勘七湯を14時少し前に出て橋向こうのセブンイレブンへ、昼食に軽くサンドイッチでも買おうかと思ったのですが、すぐそこに「みさをの店」というラーメン屋さんがあった事を思い出し行ってみる事に。お店の前に着いたら既に暖簾は無し、あちゃ~遅かったかと悔やんでいたら店内から女性が出てきて「味噌と塩なら出来ます」との事、「じゃあそれでお願いします」と車を停めて店内へ。

味噌と塩を注文し待っていたら漬物が出てきた、こういうのって有難い。さっきの女性は凄く明るくて看板娘のチーちゃんと言うらしい、客商売には最適なメンタルの方です(笑)  私の頼んだ味噌ラーメンが出てきて食べようとしたら、チーちゃんが「淡い色のシャツ着た人にはこれするんですよ」とタオル2枚をエプロン代わりに付けてくれました、こういうのって何か気恥ずかしいですね、奥さんの前だしさ。奥さんの五目塩ラーメンも出てきて味見もしましたがマズマズ美味しいラーメンです、もちろん味噌も旨かったです。お客さんは私達の前に1人いたのですが、チーちゃんとは古くからの知り合いみたいで暫くぶりの御対面の様子。盗み聞きしたわけではないけど、そのお客さんは子供の頃アトピーが酷くて西多賀旅館に2週間湯治し完治したとの事でした、最初はシーツに血が付いていたのが最後はシーツも綺麗なままになったそうです。こういう実体験を聴くと本当に鳴子は凄いなと思う。

 

「みさをの店」外観、セブンイレブンの左脇の道路を進んですぐ。

 

きゅうりの漬物

 

味噌ラーメン、辛味噌ですね

 

五目塩ラーメン、タンメンみたいな感じ

 

私が早々に食べ終わって奥さんを待っていたら、チーちゃんに「今日はお泊りですか?」と聞かれ私は「ええ、ちょっとヤバ目のホテルに」と言ったら「どこどこ?」と言うので「たきしま」ですと答えました、「大丈夫よー、お化けは出ないから」と笑われましたが、これまで国道から見る外観と入口側から見ていた感じでは「一生泊まる事の無いホテル」と決めつけておりました。今この企画を立ち上げていなかったら「一生泊まる事の無いホテル」のままだったと思います(笑) 

 

ラーメン代金2,000円を支払いいざ「たきしま」へ。

 

 

私も「たきしま」については色々と調べ、癖の強めな御主人と「薬湯」という絶品の温泉があるという情報は確保しておりました、後は野となれ山となれで御座います(爆)

 

 

入口側外観、駐車場は軽なら楽勝ですが普通車だと後ろ出ちゃうかな。入口のとこに椅子置いて、座って外を見ている御主人を何度か見掛けたことがあります。

 

国道側、この源泉タンクを見るとヤバそうな感じがプンプンと。

 

フロント、鳴子では良くありますが呼んでも誰も出て来ません(笑)

 

私達が入ってきた時お客さんが反対側のソファーに座っておりました、気さくな方で「ここを通りかかって入ってみたらお湯が凄くて汗が止まらないし、あと今まで寝てしまったんです」とおっしゃってて、どうやら休憩で朝9時から15時までいるとかで、料金の支払いで御主人が来るのを待っているそうです。私もチェックインするため大きな声で呼びましたが中々現れません、階段の方へ行って叫んだらようやく現れました(笑)  「うちは初めて?」と聞かれましたので「そうです」と答えたら「じゃあうちの温泉はこれだから」と言って私達の両手の裏表にスプレーしました、あとは擦ってと教えられ言われたまま擦っていたら「ほら、色白くなってきたでしょ」と、確かに少し白くなったような感じがしました。それで「薬湯」に肩まで浸かるのは奥さんは1~2分、私は6分程度とレクチャーを受け、ようやく鍵を受け取り部屋に向かいました。

 


フロント対面にあるソファー、ここでレクチャーを受けました。

 

地下の温泉に向かう階段

 

部屋がある2Fに向かう階段、まぁ外から見てた印象より少しはマシかなと、それに掃除はしっかりしているように感じました、経年劣化はありますが結構綺麗な階段です。

 

漫画本の両脇がトイレ

 

通路

 

男子トイレ、洋式便器2つと小便器が2つ、小便器の水は出ないし、まぁトイレはちょっとキツイかな。

 

一応洗浄機能付

 

泊った203号室

 

12畳で広いです、6畳の部屋の壁を取っ払った感じ、左右対称になってます。テレビ、冷蔵庫、洗面台、浴衣、羽織はあります。

ただ浴衣の大きさが中しかなく、御主人に大に交換出来ないか聞いたのですが「そのままで大丈夫だろ」とあしらわれました。まぁそういう宿です、でも御主人とは気が合いそうで嫌いじゃないです。

 

エアコンは効きます

 

洗面台と鏡

 

布団は自分たちで敷きます

 

照明は明るいです

 

昭和の鍵

 

お茶セット、ポットにお湯あり、お茶請けの菓子は無いです。

 

窓からの景色

 

東鳴子程じゃないけどこの辺りも廃墟多いね。

次の日の朝にパトカーが湯泉楼の駐車場に来て、何かなと見てたら湯泉楼に廃墟マニアが忍び込んでいたらしい、何ともお騒がわせだよね~、ルールは守りましょう。

 

 

初めて泊まったので気付いたことを書き留めますね。

WiFi×、歯ブラシセット×、ボックスティッシュ×、ガラスコップ×、タオル×、バスタオル×、フロントに繋ぐ電話×、タオルはフロントで200円で売ってるようです、こちらに初めて宿泊する方はアメニティ類は自分で用意した方が良いでしょう。自販機はありましたが写真撮るのを忘れてたようで写真は無いです、アルコールと水とお茶はありましたが水は売り切れでした、飲料も必要な物は持って行った方が良さそうです。それと通路は少しタバコ臭く、6畳の部屋からのテレビの音がかなりデカく聞こえます、私達の12畳の部屋はドアと部屋の間が襖で仕切られており、通路への音漏れはかなり少なくなってます。多分2人で泊まれば12畳の部屋になると思われます。

 

 

後編に続く