2023年8月投宿
ホテル扇屋さんを後にし次に向かうのは村本旅館です、でも予約時14時にチェックインを早められるか尋ねたところ「古川に食材の買い出しに行くので15時じゃないと難しい」と言われました。なので15時までどこかで時間潰さなければなりません、扇屋さんには11時OUTに延長してもらっていたとはいえ合計4時間は中々大変です。取り敢えず昼食を食べに赤倉温泉駅前の「阿部支店」に行ってきました。駅に車を駐車し店内へ入ると「片付けますからお待ちください」との事、御主人がテーブルのどんぶりを片付けてから、アルコール除菌スプレーでテーブル、椅子、メニュー、テーブルの上に置いてある調味料等々、手が触れるであろう全ての物を拭いておられ、なかなかの神経質綺麗好きな御主人だと感じました。着席し私はラーメン、奥さんは味噌ラーメンをオーダー、御主人お一人なので時間が掛かるかと思ったら割と待たずに出て来ました。味もマズマズで美味しく頂きました、麺はやや太めで縮れている手打ち麺みたいです、最近では珍しいナルトも入っていて少し炙ったチャーシューがトロットロでした、これならチャーシュー麺でも良かったかも。味噌ラーメンもこれぞ味噌ラーメンといった懐かしい味で私的には付いてきた辛味を少し入れた方が旨いと思いました。
阿部支店、人気のラーメン店です。私達が入った時もテーブル埋まってました。
ラーメン、ナルト・炙りチャーシュー・メンマ・海苔
味噌ラーメン、懐かしい感じがしました。
メニュー、トッピングの納豆が気になる(笑)
赤倉温泉駅、初めて来た。
阿部支店を後にし瀬見温泉の喜至楼を見学に行くかなとも思ったけど止めて、中山平の下側の温泉街を下見したり鳴子峡に寄ったり、又鬼首まで足を延ばしたりで時間を潰しようやく村本旅館に到着です、本当は中山平あたりで立ち寄り湯も考えたのですが、鳴子の湯は結構湯疲れもしますので諦めました。これから連泊するときはOUTからINまでの時間を潰す計画を立てて来ようと思います、毎回これじゃね。
8月の鳴子峡、この時期でもそこそこのお客さんがいました。紅葉シーズンは駐車も出来ないぐらいの混みようですけどね。ところで遊歩道の路線?が昔と違ってました、昔はここの階段降りて渓谷沿いを歩き尿前の関前の橋に出たんですが、今は変わってます。確か落石とかあって通行止めになった記憶がありますけど、なんか残念です。
ずっと「にょうぜんのせき」だと思ってました、正しくは「しとまえのせき」だそうです。
芭蕉がこの関で怪しまれて難儀したと弟子の曾良の日記に書いてあるとの事です、ここを通って山形に行き山寺であの名句が生まれたと思うと感慨もひとしおです。
村本旅館って以前は全く存じ上げませんでした、温泉組合にも入ってなく旅行代理店とも契約はしてないようです。そういう訳で鳴子温泉のパンフレット等にも載っておらず、湯めぐりシールも使えないので知らない方も多いみたいですね。それでも近年はYouTubeとかで上げている人もいて段々と知られて来ているようです、扇屋の御主人も村本旅館と聞いて最初はピンと来なかったですから(笑) 泊まってみた印象としては、仕事で鳴子近辺に訪れた方々が滞在するどこの町にもある昔からの旅館という感じです、その旅館に温泉が付いていると考えた方がイメージしやすいかな。当日はまたもや私達1組だけの宿泊となり、部屋は襖で区切られた1号室と2号室を開放し2間続きで広く使わせて頂きました。襖で区切られた部屋は1号2号3号だけで他は完全個室となっております。エアコンも2号室は普通のタイプで冷えすぎる位でした、1号室にも窓付けタイプのエアコンがありましたけど2号室のエアコンだけで十分冷えました。
村本旅館、外観
お隣には廃業した福の湯。鳴子には廃業した旅館やホテルが多数あります、私が高校卒業してすぐ友人数人と鬼首にスキーに来て泊まった大正館も廃業した一つです、ホント寂しい限りですね。昔、会社等の社員旅行が盛んだった頃はどこも一杯で鳴子の町も賑やかだったけど、今は歩いている人も少なくコロナで追い打ちかけられ旅館業も大変だなと思います。
2号室から1号室を見る
1号室から2号室を見る
部屋の鍵
むむ、お茶請けの容器はあるのに中身が無い、多分忘れたかと(笑)
右上の2部屋が上から1号室と2号室です
ロビー?
漫画本
WiFiは結構な速度、もちろん部屋で使えます。
カワイイ金魚の毛布カバー、水色とピンクの2色
後編に続く