★今日のベビメタ
本日3月11日は、2013年、TVK『Saku Saku』の「屋根の上」に、中元すず香・水野由結・菊地最愛が出演(~15日まで)した日DEATH。
10年前の今日、東日本大震災が発生した。
現在までに12都道県で関連死を含めると2万2000人余が亡くなり、2021年2月9日時点でも4万1241人が避難生活を余儀なくされている。
個人的には、2011年5月にボランティアとして訪れた大船渡の光景が忘れられない。
亡くなった方々のご冥福と、避難中の方々、被災地で震災を語り継いでおられる方々のご多幸をお祈り致します。
<2021年3月10日現在>
PCR検査数 累積8,714,584 2月8日7,241,214 直近30日間1,473,370
陽性判定数 累積441,729 2月8日404,990 直近30日間36,739
死者数 累積8,353 2月8日6,395 直近30日間1,958
致死率 累積1.89% 2月8日1.58% 直近30日間5.33%
(データ元:厚労省「新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料」)
3月10日、厚生労働省は、国内でファイザー社の新型コロナ用ワクチンの接種を受けた男女8人に副反応と考えられるアナフィラキシー(じんましん、全身麻痺)の症状が出たと発表した。
同日までにワクチンを接種したのは14万8950人の医療従事者で、7日までに3人、8日に5人、9日に9人、10日に8人の合計25人となった。
9日までの17人は、いずれも20代~50代の医療従事者の女性だったが、10日の8人には男性も含まれている。接種後30分でかゆみ、息苦しさ、吐き気などの症状が出た。投薬を受けるなどして全員症状は改善したが、経過観察のため少なくとも5人が入院。うち40代の女性は、入院して症状が治まった後、再び発症した。
米国CDCは、ファイザー社製のワクチンでアナフィラキシーの副反応の頻度について、約994万回の接種で50回、ざっくりと言って20万人に1人と公表していた。これだと仮に3000万人にワクチンを打ったとしても、150人にアナフィラキシーが出る「だけ」であり、「社会的なメリットとリスク」を天秤にかければ、打った方がいいというのが政府の見解だった。
だが、日本においては、約6000人に1人の割合でアナフィラキシーが出ているのが厳然たる事実である。桁がまったく違う。これだと、仮に3000万人にワクチンを打つと、そのうち約5000人がアナフィラキシーで苦しむことになる。
以前、このブログでは、日本人には花粉症やアトピーなど、アレルギーを持つ人が多いことを紹介した。
アレルギーを持つ人と、ワクチンで副反応が出る人の相関性が高いことは医学的に明らかである。
連日、ワクチン接種によるアナフィラキシーが出ていることについて、政府専門家分科会の委員の一人で、埼玉県立小児医療センターの岡明病院長は、「(症状の出た)全員にアレルギー関連疾患の既往があった」と述べている。
河野太郎ワクチン担当大臣は、国会で「欧米に比べて比率が高いので、注視していく」と述べたが、これは「注視」していくだけでいいレベルの問題なのか。それでも「社会的なメリット」の方が大きいと言い切れるのか。
京都大学大学院医学研究科特定教授の上久保靖彦氏は、日本人は2020年1月~2月の段階で武漢ウイルスK型の集団免疫をすでに獲得しているとして、欧米に比べて、日本では武漢ウイルスの社会的リスクが少ないことを、安倍前政権時代に進言していた。
だから、そもそも武漢ウイルスを「死病」だと認定したことが間違いであり、感染症法の2類相当指定や、高いCT値のPCR検査を野放しにしたこと、その陽性判定者≒「感染者」数をもとに、二度にわたる「緊急事態宣言」を発出する必要もなかったし、もちろんワクチンを打つ必要もない。
菅政権は、政権を引き継いだ際にそのことに気づいているから、Go To政策を進めたのだし、現在の「緊急事態宣言」では、東京のど真ん中でも、5000人までのイベントを認めているのではなかったか。
だからこそ、10 BABYMETAL BUDOKANが実施できているのだ。
昨日までの連載記事「海外ライブの可能性」でご紹介したように、欧米諸国では未だに大規模イベントを自由にできる状況にはなっていないにも関わらず、である。
だが、菅政権は「新型コロナはインフルエンザと同程度の社会的リスクしかない」「緊急事態宣言を発出する方が、ダメージが大きい」と正面切って説明しようとしない。
もしそんなことを言えば、安倍前政権からの失策を認めることになるし、医療マフィアの意を受けたマスコミに袋叩きにされるから、「ワクチンが普及したので社会的リスクが下がった」というロジックで、オリンピックに臨む「出口戦略」を作ろうとしている。
だがそれはそもそも大ウソであり、武漢ウイルス「感染者」が少なく、アレルギー持ちの多い日本で、医療マフィアの口車に乗せられて、治験が不十分なワクチンを打たせる愚を犯したから、こうしてファーストステップの「医療従事者」向け接種の段階で、早くも弊害が露見したのだ。
ぼくは従来型のワクチン(生ワクチン)には偏見はない。ぼくの右肩にはBCGワクチン痕が未だに残っているし、子どもたちにも各種のワクチンを接種させた。
ワクチンは、感染症に対する人類の知恵であり、言ってみれば「狼」に対する「犬」だからである。
だが、新型コロナ用のワクチンは、ファイザー社が遺伝子工学で人工的に作った「ロボット犬」であり、プログラムのバグ取りが不十分なまま、人間社会に持ち込まれた。したがっていつ暴走するかわからない。ワクチンというより「薬」に近いという識者もいる。
比喩ついでに言うなら、今回の「狼」=武漢ウイルスは、実はたいした脅威ではない。
とりわけ日本では、健康な若者が次々と犠牲になっているのではなく、平均寿命を超えた高齢者が既往症を悪化させて亡くなっているのが大半である。これは従来の「風邪」や「インフルエンザ」と同様である。
そんな弱っちい「狼」に、いつ暴走するかもしれない「ロボット犬」を大量動員する方がどうかしている。
案の定、ワクチン接種が万のオーダーを越えたところで、副反応を起こす人が出始めた。
因果関係は立証されていないとはいえ、ワクチン接種後に亡くなった事例も出ている。
6000人に1人の割合でアナフィラキシーが出るワクチンでも、「国民全員」に接種させた方がいいのか、ここは立ち止まって考えるべきではないか。
というより、本来なら、政策を以下のように大転換するべきなのだ。
(1)これまでの各検査機関の陽性判定が、どのようなCT値でなされたのかを調査・公表すること。
(2)その上で、今後はPCR検査のCT値を、アメリカと同じ30サイクルに定め、「陰性証明書」の発行権を厚労省による認定制にすること。
(3)これまでの「新型コロナ陽性者中の死者」の正確な死因を公表し、武漢ウイルスが体内で繁殖したことを直接的な死因とする死者と区別すること。
(4)正確な「陽性判定者数」、正確な「死者数」から見て、欧米とは違って、日本人が集団免疫を達成しているのを認めること。
(5)感染症法の指定をインフルエンザと同等の「5類相当」に下げ、一般病院でも発症者を受け入れることができるようにすること。
(6)ワクチンに関しては、副反応の臨床例を正確に公表し、決して「強制」にしないこと。また、ワクチンを接種したか否かによる差別を許さないこと。
東京オリンピックで、海外の観客を受け入れないという意見があるようだが、これはまだ確定ではない。
ある意味、世論の反応を見るアドバルーンだろう。
集団免疫を持つ日本人が、集団免疫が達成されていない海外の国へ行くことは控えるべきだが、海外から日本へ来るのは問題ないはずである。
2020年1月~2月には、大量の中国人が入国していたのであり、その後もビジトラ、レジトラ、「特段の理由」で大勢の外国人が入国していたのである。しかも日本ではPCR検査は高いCT値で水増しされ、直接的な死因でない人も「新型コロナウイルスの死者」とカウントしていた。
それでも、欧米の数十分の一の「感染者」「死者」しか出なかったのが日本である。
つまり、日本は、外国人観客が来てもビクともしない。
“日本下げ”の連中が、東京オリンピックを中止させようとして感情論を煽り、「緊急事態宣言」延長を目論む医療マフィアが野放しのPCR検査をやり続けることさえ防げば、何も問題はないのだ。
問題があるとすれば、仮に東京オリンピックで来日した外国客が帰国した際に、その国で「感染」を拡げることである。そう考えれば、海外の観客を入れるかどうかは、日本が決めることではなく、各国がそれぞれ決めることである。
日本は歓迎するけど、各国が観客を訪日させるかどうかは自己責任でどうぞ、で済む話ではないか。
当たり前の話が当たり前に語られないのが、DYSTOPIAと化した今の日本である。
さて、来週15日-16日は、10 BABYMETAL BUDOKANがいよいよⅦ、Ⅷへ突入する。
Ⅴ、Ⅵのオープニング「BABYMETAL DEATHTOPIA」の映像を見た。
ざっとこんな感じだった。
「破壊と再生の物語
世界は一瞬にしてDYSTOPIAと化した
歪んだ世界の中でBABYMETALはメタルの魂を奪われ
数々のMETAL RESIDTANCEの記憶は封印されたのだ
だが、我々はあきらめない
METALRESISTANCE最終章
この聖地BUDOKANでBABYMETALは最大の試練に挑むのだ」
ここでスクリーンには「BABYMETAL DEATHTOPIA」の文字。
SEによる「DEATH!DEATH!」のシャウトとともに流れるメロディは紛れもなく「BABYMETAL DEATH」のメロディである。アレンジはよりエクストリームになっており、SU-METAL、MOAMETAL、岡崎百々子の3人は、装飾的なX字の十字架に架けられた形で登場する。
ベビメタ体操はなく、SEによる「BABYMETAL DEATH!」だけが響き渡る。
それがクライマックスに達すると、場内が一瞬暗転し、いきなりハミング部分なしのC#mのギターリフ「♪ズクズクズクズク…」という「イジメ、ダメ、ゼッタイ」のイントロが響く。
中央八角ステージにはSU-、東西の周縁花道にはMOAと百々子がクラウチングスタートの構えをとっている。パイロが炎を噴き上げる。
SU-の「♪アー」というシャウトで、MOAと百々子が走り出す。カッコええ!
Ⅰ~Ⅳまでの「In the Name of」~「Distortion」でも、DYSTOPIAに救世主BABYMETALが降臨した!という印象だったが、「BABYMETAL DEATHTOPIA」~「イジメ、ダメ、ゼッタイ」でも、まったく同じか、それ以上のインパクトがあった。
なんとなれば、「イジメ、ダメ、ゼッタイ」は、NHK紅白歌合戦出場曲なのだ。
DYSTOPIA日本に、救世主BABYMETALが降臨した。
その感動が、来週のⅦ、Ⅷでも目撃できるのか。
なお、おそらくⅤ-Ⅵ限りの「おねだり大作戦」と「紅月-アカツキ-」についても記しておく。
懐かしい「紙芝居」が、あの音楽と共に始まる。
スクリーンには、「東京メタル十段下駅」の文字。もちろん「東京メトロ九段下駅」のパロディである。
ナレーションは以下のとおり。
「むかしむかし、その昔。
十段下の役を降りた坂道の先に、大きなメタルの果樹園“ぶどう館”があった。
毎年シーズンになるとメタル村の住人たちは“ぶどう狩り”を楽しんでいたのだが、今年はとっておきの“ぶどう”が不作でほとんど食べることができなくなってしまったのだ。
“今年もぶどうが食べたい4!“と、駄々をこねる子ギツネたち。
かわいそうな姿を見るに見かねたキツネ様が、“ないものねだりの魔法”をかけると、突然ぶどうは一つが2つに2つが4つにとどんどんと増えていき、駄々をこねていた子ギツネたちは“うれ4さ”と“おい4さ”のあまりに、奇妙なダンスを踊りだすのであった…」
「♪セイヤ!」「♪セイヤ!」の掛け声とともにイントロが始まると、場内は大歓声に包まれた。YUIの復活を一瞬期待した向きもあったかもしれない。
だが、ステージ中央に立つのはMOAだけで、その周りに4人の小柄なサポートダンサーが踊りながら現れる。10 BABYMETAL BUDOKANの「おねだり大作戦」は、MOAソロになった。
もちろん、場内は大歓声を上げ続け、歓喜に満ちた。
「おねだり大作戦」が終わると、照明は真っ赤に変わった。2012年のLEGEND“I”と同じ展開である。
「紅月-アカツキ-」ももちろん、10 BABYMETAL BUDOKANで初めてのSU-ソロ。
八角中央ステージにSU-がマントを翻して立つ。その姿を見るだけでもチケット代は高くない。
間奏部のツインギターソロの間に、大柄なサポートダンサー2人がステージ中央に駆け上がる。それが丸山未那子と佃井皆美であることは、一目瞭然である。嬉しいことに2人のコスチュームは2018年Darksideのままである。回し蹴り、正拳突きで“気”を発しながら、やがて2人はステージ中央で迫力に満ちた殺陣を披露した。
2人がステージを去ると、後半は一瞬Unfinished Ver.になり、静寂の中でSU-METALが切々と「奪われたメタルの魂」を歌う趣となる。見事なアレンジだった。
10 BABYMETAL BUDOKANは、BABYMETALが歩んできた10年の名場面を再現し、かつ、現在ぼくらが置かれているDYSTOPIAを打ち破るメタルのパワーを見せつける素晴らしいライブである。
あと5日。未だ「緊急事態宣言」が続く東京のど真ん中、日本武道館がぼくらを呼んでいる。