★今日のベビメタ
本日4月25日は、過去ABYMETAL関連で大きなイベントのなかった日DEATH。
■武漢ウイルス関連データ
●累計
・世界 感染確認2,666,332人＞死者189,310人
・日本 感染確認12,388人＞死者317人・退院2,536人・要入院10,600人＞重症263人
●10万人当たり
・世界 感染確認34.56＞死者2.45人
・日本 感染確認9.79＞死者0.25人
出典：厚労省「新型コロナウイルス感染症の現在の状況について」（4月24日12：00現在）
さくら学院から独立した2013年度のBABYMETALは、４つの点で大きな「成長」を遂げたとぼくは考えている。その４つとは、
1. 楽曲のレパートリーが充実したこと
2. 神バンドの生演奏でロックファンを取り込んだこと
3. 海外での活動が定着したこと
4. 単独ライブでBABYMETALの世界観が「神話」へと昇華したこと
である。
１つ目から見ていこう。
2012年前半までは、「ド・キ・ド・キ☆モーニング」「いいね！」「君とアニメが見たい」「ヘドバンギャー!!」「イジメ、ダメ、ゼッタイ」の5曲しかレパートリーがなく、初の東名阪ツアー「ヘドバ行脚」～Legendコルセット祭りでは、このうちの4曲を組み合わせてセトリを構成した。
2012年10月～2013年2月のLegend “I,D,Z”では、これに「BABYMETAL DEATH」「ウ・キ・ウ・キ★ミッドナイト」「おねだり大作戦」「紅月-アカツキ-」「Catch Me If You Can」が加わり、別アレンジバージョンやカバー曲を加えてセトリが構成された。
2013年6月になると、セカンドシングル「メギツネ」がリリースされ、Legend“1999”で「No Rain No Rainbow」が初披露された。そして、12月のLegend”1997“では代表曲「ギミチョコ!!」が初披露され、同時にMV撮影が行われた。
さらに、シンガポール公演時には、YUI・MOAが遊びながら「4の歌」を自作した。（客前での初披露は、「悪夢の輪舞曲」とともに2014年３月１日の日本武道館「赤い夜」）
こうして、2013年には1stアルバム『BABYMETAL』に収録されるほとんどの曲が出そろい、これらの楽曲を組み合わせたセトリで、2014年～2015年のワールドツアーを戦うことになる。
2013年5月31日、公式HPで「メギツネ」トレイラーが配信され、6月4日には、YouTubeに阿佐ヶ谷神明宮の能楽堂を舞台にしたMVがアップロードされた。
リリース前日の6月18日、SU-METALが単独で吉田尚記と対談した「ミュ～コミ＋」（ニッポン放送）がOAされた。（SU-が着ていた新コスチュームについて）
吉田「正直びっくりしています。」
SU-「今度の新曲が和メタル、お祭りメタルがテーマなのでキモノなんですよ」
吉田「目の前に黒い巫女さんがいます。これで活動しているんですか」
SU-「世を忍ぶ仮の姿の時の中元すず香は高校生なんですが、SU-METALのときは世直しのために活動しています。」
（CDジャケットについて）
吉田「相当インパクトありますね」
SU-「隣のふたりがキャーキャー言ってます」
吉田「怖くて？」
SU-「ハイ。」
吉田「BABYMETAL怖がりなの？」
SU-「特にYUIMETALが」
（ライブについて）
吉田「ライブを見ると、客席は本当にブルータルなことになってますね？」
SU-「大変そうだなー、大丈夫かなーって思います。」
（サマソニについて）
吉田「サマソニでは、出るだけじゃなくて（ほかのバンドを）見たりもするんですか？」
SU-「去年ももいろクローバーZさんを見せていただいたんですよ、大きな会場で、二人が見えなーいとか言って」
吉田「サマソニはアイドルで一番熱い人たちが出られるっていうイメージなんですか？」
SU-「そっちの方がイメージ強いかも」
吉田「ある意味間違ってない」
（世界へのメッセージ）
SU-「去年シンガポールに行かせてもらって、本当にファンがいるんだなと思って。海外にまた是非行きたいなと思っているのでこれからも応援よろしくお願いします」
「メギツネ」発売当日の6月19日、BABYMETALの三人はテレビ埼玉の『Hot Wave』に出演した。
この番組には、2月13日にも出演しており、その際にはMCの山本昇のリードで「ベイビーメタルじゃなくてベビーメタル」「メロイックじゃなくてキツネサイン」「バックダンスじゃなくてサイドダンス」「元々はさくら学院重音部」といった「基本設定」の紹介をした。
テニス部の話になったときMOAが「小っちゃい頃から」と言ったのを受けて、山本が「今も小っちゃい」とツッコみ、MOAが「小っちゃくないもん」と返す「身長ネタ」も披露された。
「2度目の降臨」となった6月の放送回では、YUIがMOAの身長を抜き、MOAが「すぐ抜きかえすんで大丈夫DEATH」という前回の続きから入り、五月革命の激しいライブでMOAのコスチュームが破け、SU-とYUIの靴が壊れたというエピソードが披露された。
「メギツネ」では、SU-が「顔で笑って心で泣いて」という大人の強い女性を表す歌詞が好きと言ったが、MOAが「でも、すーちゃんすぐ顔に出ちゃうんですよ」とツッコんだ。
番組では、カップリングの「おねだり大作戦」や「紅月-アカツキ-」のコンセプトや、BABYMETALのキーワード「ウォールオブデス」「モッシュッシュ」「ベビーヘドバン」もちゃんと紹介された。
6月21日に放映された『ミュージック・ドラゴン』（日本テレビ）では、「メギツネ」のスタジオ初披露が行われたが、なぜかパフォーマンス中とトーク中のコスチュームが異なった。
「メギツネ」衣装をつけたスタジオトークでは、スタッズ付きのリストバンドをつけていたYUIに、トシが「そんな危ないトゲトゲ、家でつけてないでしょ？」と聞くと、YUIが「つけてないです」と素直に答えてツッコまれ、ライブ中はキツネ様が降臨しているので意識がないという話の中で、トシがYUIに、「でもYUIちゃんは本当はあるんでしょ？」と聞くと、YUIが「あります」と答えてしまい、間違いに気づいて「あちゃちゃ違った」と頭を抱える一幕もあった。
その後、タカとの「だるまさんの一日」、「やりたいことコーナー」でタカ＆トシにメタルコスチュームを着せ、フェースペイントをして、DEATHポーズをするシーンもあった。
6月22日には、ニコニコで配信された「いなりん」とヒット祈願奉納会＠タワレコ渋谷店B1のイベント＆ミニライブが行われた。
これは「豊川市」の豊川稲荷から夫婦ギツネが人力車で稲荷寿司を運んできて、それをゆるキャラ「いなりん」と袴姿の嶺脇社長、そしてメギツネ衣装をつけたBABYMETALの三人がキツネ様に奉納し、本物の神主がヒット祈願の祝詞を上げるというものだった。
ちなみに、豊川稲荷のおひざ元、豊橋駅に本店がある明治22年創業の壺屋の「稲荷寿し」は、日本橋三越本店の地下食品売り場にも店を構えている。大変に甘美なもので、ぼくの大好物である。
2013年6月19日にリリースされた「メギツネ」は、初回生産限定盤が「おねだり大作戦」、通常盤が「紅月-アカツキ-」のカップリングというシンプルな構成で、オリコン週間シングルチャートで7位となった。
2013年6月にリリースされた主なアイドルグループのシングルおよび週間ランキングは、以下のとおり。
6月5日 私立恵比寿中学 4th「手をつなごう／禁断のカルマ」…5位
6月5日 東京女子流 12th「運命/ワンダフル スマイル」…6位
6月12日 SUPER☆GIRLS 7th「常夏ハイタッチ…３位
6月12日 Dorothy Little Happy 7th「colorful life」…8位
6月12日 9nine 14th「Evolution No.9」…11位
6月19日 NMB48 7th「僕らのユリイカ」…1位
6月19日 Berryz工房32nd「ゴールデン チャイナタウン/サヨナラ ウソつきの私」…6位
6月19日 BABYMETAL 2nd メギツネ…7位
6月19日 チームしゃちほこ 4th「首都移転計画」…11位
6月26日 BiS 9th「DiE」…6位
6月26日 PASSPO☆ 15th「Truly」…7位
14枚目から連続1位記録更新中のAKB48は5月22日の「さよならクロール」と8月21日の「恋するフォーチュンクッキー」の中間、SKE48も1月30日の「チョコの奴隷」と7月17日の「美しい稲妻」（2週連続1位）の中間、乃木坂46も3月13日の「君の名は希望」と7月3日の「ガールズルール」の中間ではあった。6月8日がAKBグループの32nd「選抜総選挙」だったこともあるだろう。
それとは関係なく、「Help Me」以降、5作連続1位中だった鞘師里保加入後の新生モーニング娘。も4月17日の「ブレイン・ストーミング」と8月28日の「わがまま気のまま愛のジョーク」の中間だった。
だが、6月19日は、NMB48の「僕らのユリイカ」（1位）、Berryz工房の「ゴールデン チャイナタウン/サヨナラ ウソつきの私」（6位）、チームしゃちほこ（現Team Shachi）の「首都移転計画」（11位）などがバッティングした「激戦日」だった。
リリース当時、オリコン週間7位だった「メギツネ」は、現在YouTubeのMV視聴回数6353万回、BABYMETALのライブでは、国内・海外を問わず、この曲で数万人が熱狂するキラーチューンとなっている。
（つづく）
