ダラス公演 | 私、BABYMETALの味方です。

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アイドルとメタルの弁証法
-May the FOXGOD be with You-


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―May the FOXGOD be with you―
★今日のベビメタ
本日5月13日は、2016年、米国・シカゴ@House of Blues公演が行われた日DEATH。
2018年テキサス州ヒューストン@Revention Music Center公演は、日本時間5月14日9:00開演となります。

「なんだ、結局最高じゃないか」ネットに踊るこの言葉がうれしかった。
ダラス。テキサス州最大の都市であり、ダラス=フォートワース空港は、アメリカ中部のハブ空港である。ぼくも何度か乗り継ぎで使ったが、空港の外へ出たことはない。
House of Bluesは、フロアにバーカウンターのある典型的なライブハウスであり、キャパシティは1,600人と今回のUSツアー最小クラス。2015年、2016年のシカゴHouse of Bluesは1,300人だったから、それよりはマシだが、Rock on the Rangeでは数万人収容のセカンドステージのトリを務める今のBABYMETALには狭すぎる。もちろんSOLDOUT。

開演時間は昨日までより1時間早い設定だったが、開場も予定より早めたらしい。それは朝から熱心なメイトさんたちが炎天下に並んでいたためで、ドアが開いた瞬間、セキュリティが、「Welcome to air condition」と言ったので、爆笑が起こったとのこと。
会場は狭いが、2階席まである。舞台は奥行きがあるため、思いのほか小ささを感じさせない。むしろ中央ステージの階段部分から舞台縁までの距離は、ACLより長く3メートルはあると思われた。プロセニアムアーチはないので、やはり舞台後方に日蝕ロゴが設置されている。
<セットリスト>
1.In the Name of
2.Distortion
3.(仮)Elevator Girl
4.(仮)ゆらゆら(SU-ソロ)
5.GJ!(MOAソロ)
6.紅月-アカツキ-
7.メギツネ
8.ギミチョコ!!
9.KARATE
10.Road of Resistance
11.THE ONE(Unfinished Ver.)
ギター(下手Leda、上手ISAO)ベース(BOH)ドラムス(青山秀樹)
セトリは、前回までと同じ。
だが、冒頭書いたように、ネット上には「やっぱりBABYMETALはスゴイ」「肉姐さんカッコいい」といった肯定的な意見が増えてきた。肉姐さんとは、2人のダンサーの鍛え上げた筋肉が目立つからで、かつてはYUI、MOAも「実はムキムキ」と言われたこともあった。
いずれにしても、SU-、MOAに2人のダンサーを加えたこの4人が今のBABYMETALであることは、オースティン終演後の公式Twitterの写真を見ればよくわかる。4人が心を一つにして前へ進もうとしているのだ。

このセトリには、前半と後半の2フェーズがあるように思う。
前半は、1曲目「In the Name of」から4曲目まで、新曲が立て続けにドロップされるため、YUIの不在のショックが、新BABYMETAL誕生への驚きに変わる。5曲目のMOAソロ「GJ!」と6曲目のSU-ソロの「紅月-アカツキ-」は、長身のダンサー2人を従え “逆BABYMETAL”のセンターとして、独り立ちしたMOAの魅力を解き放ち、メタル女戦士としてのSU-の歌唱力と表現力に加え、ダンサー2人のソロともいえる中央ステージでの卓越した技術と気迫の殺陣を見せ、悲愴なまでのカッコよさを観客に訴える。
この4人がそれぞれの決意とスキルを見せつけることで、Dark Sideを旅する新BABYMETALの凄みを存分に味わわせたあと、7曲目「メギツネ」から後半戦に入る。
後半のポイントはズバリ、4人のフォーメーションである。
「メギツネ」は、キモノ風のガウンをまとい、キツネのお面を持った三人が入ってきて、じらすようにキモノを脱ぎ、イントロの和楽器が入るところで、SU-を中心に「狛ギツネ」のように、YUI、MOAがポーズをとり、キツネサインを合わせる完成された振付だった。
Dark Side BABYMETALでは、暗転後4人が移動し、板付きで舞台前面にMOA、中央ステージにSU-、両サイドステージにダンサーという布陣で、右手を後ろから回して左目の前に置く“メギツネポーズ”から始まる。
狛キツネポーズのときは、両サイドダンサーがかつてのYUI、MOAと同じく左右対称のポーズとなっている。MOAは今まで通り、上手から下手へキツネサインを回していき、下手へ向ける。そこにYUIはいない。だが、後方では両ダンサーがちゃんと左右対称にこれをやっている。このキメの細かさ。やはり考え抜かれているのだ。
そして、舞台の前面に立ったMOAはダイナミックに踊る、踊る。「♪ソレ、ソレ、ソレ、ソレソレソレソレ!」、「♪コンコンコンココンコンココン!」の声もよく出ている。そのエネルギーに圧倒され、立ち上るオーラにくぎ付けとなる。
と同時に、よく見るとMOA、SU-、両ダンサーの振付のシンクロ率は100%である。4人はこれだけ離れているのに、息がぴったり合っているのだ。すさまじい練習量だけでなく、心が通い合っていることがわかる。何十人もいるグループなら、一人欠席しても目立たないだろうが、三人しかいないグループでは、1人の欠場は致命的だ。しかし、だからこそ、残されたメンバーと助っ人の気持ちが通い合い、一つになっているのだ。
「Hey Dallas! Are you ready to jump?」とすし詰めの客席を気遣うSU-が優しい。
「On the count of three, let us jump up with the FOXGOD. Are you ready? 1,2,1,2,3 jump!」という煽りに応えて、観客はジャンプし、踊り、クラウドサーフの嵐となる。客席もまた、ひとつとなっている。
8曲目、「ギミチョコ!!」。これもまた、三人のバランスが絶妙だった。
Dark Side BABYMETALでは、舞台前面に下手ダンサー、MOA、上手ダンサーが並び、中央ステージにSU-がいるというフォーメーション。
「…Give me Chocolate」というグロウルに続いて、イントロから4人のダンスは全開。このシンクロ率も半端ない。それでも例の頭指さしヘンテコダンスは、やっぱりMOAが圧倒的にKawaii。MOAはニコニコ顔で両足を大きく開き、耳の中心を指さし、ひじの内側を見せて踊るが、両手両足の長いダンサーたちは、足幅が狭く、手が頭の上に来てしまうので、どうしてもKakkoiiになってしまう。
「♪あたたたたーた、たーたたたたズッキュン」「♪わたたたたーた、たーたたたたドッキュン」「♪ズキュン」「♪ドキュン」「♪ズキュン」「♪ドキュン」「♪ヤダヤダヤダヤダNever Never Never」は、全部MOAが一人で歌い、振りも二人分やる。
時間当たり労働量が二倍になっているわけだが、その分、観客からの声援も二倍に増えている(^^♪
ギターソロの間、4人は観客に拍手を促すが、このとき、2人のダンサーは前面に出ず、後方の両サイドステージに戻っていく。SU-とMOAのポジションがここで入れ替わり、MOAが中央ステージに立つ。最後の「♪あたたたたーた…」でのSU-への「ツンツン」は見られなくなってしまった。
9曲目の「KARATE」は、舞台前面にSU-、中央ステージに三人が並ぶ。MOAが少し前に出ているので、客席から見ると三人の背の高さが同じに見える。冒頭、4人の手の角度がピッタリ合っている。
曲が始まり正拳突きのポーズは、両ダンサーが長身なだけにその重心の低さに驚く。
「♪セイヤ、セセセ、セイヤ」「♪ソイヤ、ソソソ、ソイヤ」のMOAの声がよく通る。
歌に入っても、4人の気迫はビンビン伝わってくる。体のキレが凄い。キックが高い。
二番に入ると、中央ステージでのポジションが逆になり、MOAが後ろ、両ダンサーが前になる。実にキメ細かい。こういうところがベビメタクオリティなのだ。
ブレイク。ステージ中央で三人が倒れ、SU-も倒れそうになる。しかし、SU-は踏みとどまり、階段を上ってまずMOAを助け起こす。MOAが立ち上がり、上手ダンサーを助け起こす。SU-も下手ダンサーを助け起こし、4人は肩を組んで前へ進む。階段のところでSU-は中央ステージに残り、MOAと2人のダンサーはステージ前面に進む。泣いているMOAから離れるとき、上手ダンサーは汗でアイシャドーが流れた美しい横顔を見せて、その手を心配そうに握りしめる。
そしてSU-が「♪ひたすらセイヤソイヤ戦うんだ」と歌い出した瞬間、MOAとダンサーたちは決然とダイナミックなダンスを始める。これが小芝居なのか、真実なのかもわからない。だが、これが今のBABYMETALである。愛さずにはいられない。
10曲目「Road of Resistance」。客席から「Wall of Death!Wall of Death!」の声がかかる。
1,600人の観客は、完全にDark Side BABYMETALに魅了されている。
イントロのバンドサウンドと共に4人が日蝕旗を持って登場する。
旗を回収すると、フォーメーションは、舞台前面にMOA、中央ステージにSU-、両サイドステージにダンサーたち。「♪1234!」で始まった馬上の女戦士ダンスは、また見事にシンクロしている。
「♪Resistance、Resistance、Woo woo woo woo心はひとつ」のところで、MOAは後ろを振り向き、4人が同時に一本指を立ててアイコンタクトする。
間奏部に向かうところのMOAの水面蹴りのような動きがパワフル。これまでも同じ振付だったが、最前列まで1メートルの距離でこれをやられると、そのカッコよさに悶絶する。
このエネルギーに観客席はヒートアップし、次から次へとクラウドサーフが起こる。
「♪Wow Wow Wow Wow…」の大合唱は、Dark Side BABYMETALが完全に受け入れられたことを示す大勝利の証だ。
SU-は「♪進め!答えはここにある」と舞台を指した。ライブにこそ、答えがある。
そのSU-のガッツは、メンバー、ダンサー、神バンド、スタッフ、観客、そして遠く離れたぼくら世界中のメイトの共通の気持ちである。
フィニッシュ曲、「THE ONE Unfinished Ver.」が終わる瞬間、4人は舞台中央でキツネサインを合わせる。これこそ、4人が今のBABYMETALであることの象徴だ。
だが、続く「紙芝居」では、2018年World Tourのスケジュールと日本でのライブスケジュールが告げられたあと、BABYMETALが、次の新しい段階に進むことが語られる。
そして、最後の最後に、今となっては懐かしい、黒地に白のBABYMETALロゴが大写しになる。
これが何を意味するか。
このツアーでは徹底してBABYMETALロゴではなく、日蝕のロゴが用いられてきた。
それが「次の段階」の告知と共にBABYMETALロゴが再び登場する。そこには翼もBの中のハートマークも、そしてあのちっちゃな骸骨マークもついている。

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