深夜、客のいなくなったコンビニで、ピンク的な雑誌が陳列されているブックコーナーを物色する男が1人いる。
この男、名をタケオという。
パラパラと雑誌をめくり、時間を掛けてお好みの子を探すのである。
途中、客が入店してきたらその場から離れを二、三度繰り返す。
ようやく一冊の雑誌を手に取って向かった先は事務所だった。
レジではないのである。
トイレ行った振りして、万引きする気なのだろうか。
いや、何を隠そう、この男、このコンビニの客ではなく店員なのである。
コンビニのおかずと言えば、一般的には唐揚げなどの惣菜を指すが、タケオにとってのおかずは言わずもがなのピンク的な雑誌なのである。
もしもコンビニで買ったピンク的な雑誌の1ページが抜けていたら……
大日本印刷、通称DNPにクレームをいれる前に
「そちらのお店にタケオって方いますか?」
と電話を一本入れることをお勧めしよう。