映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン -14ページ目


おととい月曜日、ずっと行きたかった志村けんさんに会いに。
東村山。
駅前の志村けんさんの像。


いざ目の前にすると、胸に来るものがある。
何もないところだけど、それがいい。
ついでに寄ったのは、正福寺と北山公園。


正福寺には千体地蔵というのがあって、それは見られなかったのだけど、 とても素敵なところ。
外には木彫り地蔵が。
帰ったら、テレビでサンドウィッチマンさんがこの正福寺の千体地蔵を紹介していた。


番組のゴールが、この正福寺だったのだ。
また11月に行きたいなと思っていた。
皆さんも是非志村けんさんに会いに行ける日は、この正福寺と北山公園にもお立ち寄り下さい。


幸せな気持ちになります。
もちろん お土産は、だいじょうぶだァー饅頭で決まり!









「宝島」
あまりにもストレートで強烈なメッセージが、グサッと突き刺さる。
これは我々の想像を遥かに超える苦難の映画だ。


そして、それを乗り越えた者達の映画。

原作は真藤順丈さんの小説「宝島」。

1952年、アメリカ統治下の沖縄。


英雄のような仲間が、忽然と消えた。
その行方を探すために刑事になった男、ヤクザになった男、待ち続ける最愛の女性。
戦争とアメリカという国に翻弄された、沖縄の若者達の怒りに満ちた作品である。


現状のアメリカを見ているだけに、余計にメッセージは我々を揺るがす。
主人公のように希望を持って、耐えて信じるべきなのか?
それとも、ヤクザになったレイのように、暴力には暴力を、力でねじ伏せるべきなのか?


アメリカの言いなり、暴行や事故、沖縄で起きた現実の出来事が、アメリカに揉み消される。
耐えかねた民衆が暴動を起こす。
沖縄の人々の心からの叫びだ。


窪田正孝さんは、美味しい役が似合う。
黒澤明映画から飛び出したような塚本晋也さんも、妻夫木聡さんの相棒にぴったりだ。
昭和のポルノ女優のような存在感の瀧内公美さんにも唸る。
とろサーモンの村田さんもヤクザを怪演。


驚異の3時間11分。
あっという間だ。
沖縄が耐え続けた歴史を知る、それだけでも観る価値がある重要な作品である。






スティーヴン・ソダーバーグ監督に、マイケル・ファスベンダーとケイト・ブランシェット。
「ブラックバッグ」
観ないという選択肢はない。


優秀な諜報員が主人公。
組織の情報を盗み出した二重スパイを探し出すのが任務。
妻にも疑いが掛かり、容疑者は5人。


期限は1週間。
ミステリーやサスペンスは、ソダーバーグお得意のもの。
嗅ぎ回るファスベンダーの歩く姿は、美しい。


「プロメテウス」でも「ザ・キラー」でも、彼の歩きは実に画になる。
冷静に計算しながら、犯人を突き止める。
ソダーバーグのらしさも全開だ。


しかし、そんなソダーバーグ作品も最近、自分は失速してる気がしてならない。
2000年頃、「トラフィック」や「エリン・ブロコビッチ」、有無を言わせぬ全盛期。
その頃と比較すると、小粒になった感は否めない。


監督の意図もあり、無駄な贅肉を削ぎ落とした作品。
なので、爆発力はないが、チャレンジングでもある。
例えば、長い長い張り詰めた夕食シーン。


老成したソダーバーグの大人のためのスパイ映画。
だが、張り裂けるようなソダーバーグ作品もまだ観たい。
老成するには、早過ぎる気もするがどうだろう?