「祝山」武田真悟監督、ついにデビュー!! | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


20年以上役者を続けていた頃、自分を含めて埋もれている関係者をたくさん見てきた。
みんな表に出たかったが、簡単ではなかった。
そんな中で、一緒に仕事をした濱口竜介監督は、世界的に大ブレイクした。


自分が知り合った人物で、最も成功した一人と言っていい。
才能ある監督は、他にもいた。
今回、ホラー映画「祝山」で、ついに長編デビューした武田真悟監督もそうだ。


映画「チルドレン」で、自分は主人公の援助交際の相手役だった。
小さな役だったが、現場はスムーズで楽しかった。
武田君は、その作品でぴあフィルムフェスティバル観客賞を受賞した。


もう12年、いやもっと前の話だ。
その後、早稲田松竹で武田君とばったり会って、友人の俳優も呼んで3人で飲んだ。
ホラー「ファンタズム」の上映に出掛けたのは、渋谷だ。


そこから何をしていたのか、Facebookの情報しか知らない。
しばらく音沙汰なかった。
今回、満を持してデビュー。


遅すぎると思ったが、嬉しかった。
橋本愛さんを主演に迎え、脚本・編集も兼ねて彼が撮りたいものを撮ったはずだ。
同じ立教大学の先輩黒沢清監督の影響を強く受けている。


映画からはそれがひしひしと伝わり、武田君らしさも随所に出ていた。
しかし、こんなもんじゃないだろう、と俺は思った。
ここからが始まり、彼の真の才能に期待したい。