アメリカ版「子連れ狼」誕生! | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


「スター・ウォーズ」シリーズも新たな展開。
「スター・ウォーズ~マンダロリアン・アンド・グローグー」が絶賛公開中だ。
ファンも納得の内容だろう。


ジョン・ファヴロー監督も語っている通り、この映画は「子連れ狼」の影響を受けている。
「子連れ狼」と言えば映画版では若山富三郎さんが、ドラマ版では萬屋錦之介さんが主人公を演じていた。
自分が幼い頃、ドラマ版は非常に話題になった。


拝一刀(おがみいっとう)が乳母車を押し、大五郎を乗せて旅をする漫画原作の時代劇だ。
「しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん」と歌う主題歌も印象に残った。
自分も何度かはリアルタイムで目にしている。


主人公ディン・ジャリンが、ヨーダの種族の子供グローグーを背中に背負って戦う姿は、正に「子連れ狼」。
ディン・ジャリンの二刀流アクションが格好いい。
萬屋錦之介さんも、映画「宮本武蔵」で鮮やかな二刀流を見せていたことを思い出した。


ディン・ジャリンは鎧で身を包み、素顔をほとんど晒さない。
孤独な賞金稼ぎで、これもまた昔の日本の時代劇やアメリカの西部劇、もしくはイタリアのマカロニウエスタンを思い出す。
こだわり抜いた美意識が、映画を特別なものにしている。


そして何より、グローグーの愛嬌たっぷりの容姿だ。
敢えてCGを使わずに、パペットを使っているのも正解。
ぎこちないからこそ、緩慢な動きが哀愁をそそるのだ。


後半にはディン・ジャリンを救うために大活躍。
この辺も大五郎が成長して拝一刀を助ける「子連れ狼」に近い。
映画を観ているうちに、どんどんグローグーにノックアウトされていくことが分かる。


ストーリーも分かり易く、単純明快。
弟子と師匠の愛、親子愛にキュンキュンさせられること請け合い。
このシリーズなら、また期待して観に行っても良さそうだ。