ヤクザ映画、海を渡る | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


 シネマート新宿で開催されている「新宿ハードコア傑作選2」。
大好きな企画で、前回も3本観た。
今回は、高倉健さんがハリウッド映画に出演した「ザ・ヤクザ」を鑑賞。


随分昔に、テレビ放送で観た。
何が凄いって、ロバート・ミッチャム主演のハリウッド映画なのに、後半はほぼ東映ヤクザ映画の演出だ。
クライマックスは正に任侠映画、刀の斬り合い。


高倉健さんの映画はよく観たが、決して好きなタイプの俳優ではない。
自分が好きな俳優は、役によってコロコロ変わる変幻自在な俳優。
高倉健さんはいつも一緒だ。


もちろん演技は魅力的で、特にこの映画では剣道場で真剣を手にし、型を見せるシーンである。
あの静寂の中での緊張感は半端じゃなく、健さんの魅力を最大限に引き出す。
監督はシドニー・ポラック。


「愛と哀しみの果て」や「追憶」、「コンドル」に「トッツィー」、恋愛映画からサスペンス、コメディまで何でもあり、評価もされた監督だ。
その映画監督が、ここまでヤクザ映画に向き合ったことも面白い。
ヒロインは岸惠子さん。


敵役には岡田英次さんや、当時ギラギラした演技でインパクトを与えた待田京介さん。
ハリウッド映画でヤクザというと、「ブラック・レイン」を思い出すが、その10年以上前にこんな衝撃作を撮っていたとは!
見所多い怪作です!!