トラウマ映画 | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


幼い頃から、たくさんの映画を観てきた。
テレビの映画放送番組が楽しみだった。
パニック映画にサスペンス、動物もの、ゲテモノ、カンフー映画。


そんな中で、自分が忘れられない、トラウマを感じた映画をいくつか挙げてみたい。
まずはヒッチコックの「鳥」。
動物が増えたり巨大化したりで人間を襲う映画は数多くあるけれど、「鳥」はその中でも代表格でしょう。


そんな「鳥」の中で、ジェシカ・タンディ演じる母親が、男性の遺体を発見するシーン。
鳥に襲撃されたら、こんな風になるのかと。
あまりにも怖かった。


動物パニック映画の極め付けは、「スクワーム」でしょうね。
ミミズやゴカイが大量に押し寄せて来るという、とんでもない映画。
それだけでも怖いのにクライマックスのインパクトたるや!


いや、もう凄いの何のって。
怖いもの見たさというか、気持ち悪いから余計に惹かれていくのだな。
それは自分のホラー志向を進む道しるべだった。


映画館で観た、最もトラウマになった映画はデヴィッド・リンチの「エレファント・マン」。
感動作なのだろうけど、中学生が観るには衝撃が強過ぎて。
今のように、情報もない時代だから。


モノクロの映像と音楽が既に怖いんだね。
一人で部屋にいて、この映画音楽がラジオから流れたりすると、空気が変わるんだ。
夜寝る前は特に眠れなくなったり。


観客の目にエレファント・マンが飛び込んで来る、あの見せ方はリンチならでは。
その後も奇異なるものを我々に提供したリンチのトラウマ演出が炸裂してた。
トラウマ映画は他にもありそうなので、次回に続く。