サスペンスの神様アルフレッド・ヒッチコックが亡くなってから、40年以上。
未だその影響下にある映画監督が登場し、 影響を受けた映画作品が生まれる。
それはヒッチコックのファンとしては喜ばしいことであり、ドキュメンタリー映画が撮られ、その作品の中で彼の映像を改めて堪能出来ることも幸せである。
「ヒッチコックの映画術」は、ヒッチコック映画の魅力を存分に我々に教えてくれる。
ヒッチコックの才能、テクニック、探究心を。
もちろんファンなら知っていることも多いだろうが、それでもヒッチコック映画の魅力を語られたら、にんまりと頷かずにはいられない。
自分がヒッチコックにハマったのは、小学生の時に観た「鳥」だ。
自分の中ではあの映画が色褪せることはない。
「サイコ」や「裏窓」、「北北西に進路を取れ」も同様だ。
ヒッチコックのファンのための、ファンによる映画。
我々は魔法にかかった、あの頃のままだ。