
「シン・仮面ライダー」もう既に観た方も多いと思う。
これから観るのを楽しみにしてる方も。
賛否が分かれている「シン・仮面ライダー」。

自分は十分に楽しんだ派。
「仮面ライダー」最初の放送の時は4歳。
リアルタイムで夢中で観た。
庵野秀明監督が愛を込めて撮ったことが分かる。
石ノ森章太郎さんの原作も後から読んでいる。
初期の「仮面ライダー」や原作を意識した、暗くて怪奇要素の詰まった作品。
流血シーンも相当激しいので、決して子供向きではない。
気になった点はいくつかある。
まずは情報量の多さ。
とにかく敵怪人も次々現れ、当時番組の後半最終回に近付く頃に登場したショッカーライダーまで登場。
庵野秀明監督らしく難しい用語も多い。
遊びの部分、長澤まさみさん演じるサソリオーグやハチオーグは正直きつかった。
自分達の記憶にあるさそり男や蜂女に思い入れがある分、チープさと遊びが気になった。
自分は許せる範囲だが。
戦闘シーンは良かったが、トンネル内の敢えて暗いバトルはどうだろう?
俺は普通に観たかったな。
まあでも、これも許せる。
自分と向き合う主人公の姿も、らしい演出。
これも良し。
散りばめられたオマージュの数々。
溢れんばかりのライダー愛は感じた。
だからこそ嬉しかったファンも多いと思う。
自分は「仮面ライダー」から「仮面ライダーV3」「仮面ライダーX」「仮面ライダーストロンガー」まで熱狂して観た人間である。
「仮面ライダーアマゾン」の時は、裏の「オズの魔法使い」に浮気したが。
帰り道に口ずさんだ「仮面ライダー」の歌。
子門真人さんが歌い、何度も聴き、何度も口ずさんだあの歌。
懐かしく過去に思いを馳せたおじさんも、多かったのではないか?
ライダーカードが欲しくなったり。
変身ポーズで写真撮ったり。
ライダー対怪人で、ごっこをしたり。
そんな昔の良き時代が思い出された。