
「午前十時の映画祭13」のラインナップが発表された。
この瞬間が楽しみで楽しみで。
いつもは映画館でチラシを発見するのだけれど。
以前からずっと予想して外れていた「スケアクロウ」がついに!
アル・パチーノとジーン・ハックマン共演のアメリカン・ニューシネマを代表するロード・ムービー。
やっと映画館で観られる日が来た。
二人のぎこちない友情を描き、カンヌ国際映画祭グランプリ作品でもある。
男二人の旅が決して格好いいものではなく、そこがまた男が惚れる映画なのである。
もう1本、そろそろ選ばれるかなと思っていたのが、ロバート・レッドフォード監督の「リバー・ランズ・スルー・イット」。
レッドフォードが自分の若い頃に似ていたブラッド・ピットを主演に、川でのフライ・フィッシングを愛した兄弟の顛末を美しく描いた。
癖のある役も多かったピットだが、この映画では彼の爽やかさと大胆さが見事にマッチし、飛躍のきっかけとなった。
誰もがやれる役ではない、ピットだからこそ演じられた役と言っていい。
雄大な自然。
ピットの眩しい笑顔。
ここから一気にスター街道を駆け上がる。
「ボルサリーノ」も上映されることになった。
ジャン・ポール・ベルモンドとアラン・ドロン全盛時の共演作である。
フランスの二大スター共演で、しかもお互いギャング役。
どちらも美味しいところばかり。
対照的な二人の良さが前面に出て、どちらのファンをも唸らせるクライム・ムービーだ。
二人とも格好良すぎるのだ。
影響受けたな。
待ちきれない。
さあ、また映画館へ。
早起きしなきゃ!
次は、ルネ・クレマンの「雨の訪問者」とか、アンリ・ジョルジュ・クルーゾー「情婦マノン」、ピーター・ハイアムズ「カプリコン・1」、ピエトロ・ジェルミ「刑事」、フランクリン・J・シャフナー「猿の惑星」とか、どうでしょう?
関係者の皆様、是非!