飛行機でウィルステロ!怖っ!! | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


そそられるのだな。
 ソン・ガンホにイ・ビョンホンに、チョン・ドヨン。
韓国映画「非常宣言」。


犯人が飛行機に乗り込み、ウィルステロを決行する。
飛行機内でのパニックと、人間模様を描いたエンターテインメントだ。
141分、観終わってぐったりと疲弊することは間違いない。


刑事役にソン・ガンホ。
居合わせる乗客にイ・ビョンホン。
国土交通省大臣にチョン・ドヨン。


当然、イ・ビョンホンがただの乗客なわけもなく、刑事のソン・ガンホが活躍しないわけもない。
韓国の演技派トップ女優チョン・ドヨンも、もちろん単なる大臣では終わらない。


ウィルスの恐怖というのは、現代を生きるコロナ禍以降の我々には身に染みて分かる恐ろしさである。
それが上空という、逃げ場のない状態であるから、尚更。
しかも、犯人は乗客全員を殺す気満々である。


こんな恐ろしいことはない。
韓国映画ファンならキャストに魅力を感じるでしょう。
「シークレット・サンシャイン」でのソン・ガンホとチョン・ドヨンの名演を思い出す方も多いでしょう。
ソン・ガンホとイ・ビョンホンは「グッド・バッド・ウィアード」や「密偵」がある。


今回は密に共演とはいかないものの、贅沢な時間を堪能出来る。
自分は特にソン・ガンホとチョン・ドヨンは追い掛けてきたから、嬉しい限り。
但し、映画はパニック映画だし、しかもポン・ジュノ作品ではないので、あくまでもパニックが主体だ。


期待以上ではないが、不満もない。
が、人間模様としては薄いか。
日本の描き方にも、もしかしたら「ん?」と思う方も結構いるかも。
次はこの俳優達ががっちりと絡み合う濃厚な人間ドラマを観たい!!
あー、疲れた。