想像してごらん! | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン


どうしても行きたかった「DOUBLE FANTASY〜John & Yoko」展へ。
ジョン・レノンはオノ・ヨーコの影響を受け、何を伝えたかったのか?
これを見れば何にも知らない人でも分かります。


史上最大のポップ・ミュージック・バンドで大人気だったジョン・レノンは、前衛アーティストであり日本人のオノ・ヨーコと出会い、大きな影響を受ける。
丸裸の自分を伝える。
自分の想いを自由に伝える。


当時はベトナム戦争真っ只中。
平和のための運動をし、音楽の力を信じ、世の中に訴える。
オノ・ヨーコは女性であり、日本人であり、前衛芸術家。
今よりも息苦しい時代に、彼女は他国で自分の表現を貫く生き方を選んだ。


その困難は我々の想像を遥かに超えるだろう。
ヨーコと出会ったジョンが、本当の自分の生き方を見つけるのに時間は掛からなかった。
ジョンのソロ・アルバムは時に痛々しく、正に魂が叫んでるようであった。


二人の活動は、多くの反発に合った。
平和を訴えるために、二人は闘い続けた。
暴力ではなく、言葉や音楽で。
しかし、ジョンは狂信的なファンに銃弾を浴びせられ、40歳で亡くなった。


その後もヨーコは、決して活動を止めなかった。
それは二人の願いだったから。
「ジョン&ヨーコ」展では、二人の平和活動や音楽が詳細に語られている。
「イマジン」のスクリーンを観た時は、涙が出そうになった。
感動した人はたくさんいたはず。


戦争はなくならない。
けれども、二人の活動は多くの人の心に突き刺さる。
音楽も残される。
自分達に出来ること。
可能性を探ることは出来る。
想像してみよう。
平和な世界を。