韓国映画のススメ | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン
韓国映画が日本でも簡単に観られるようになってから、まだ20年くらいか?
韓国映画の魅力は、タブーに挑戦する姿勢と、映画から漂う熱気、そして何より面白い作品が多いこと。
これぞ、韓国映画を5本!


「息もできない」
韓国映画の中でこれ以上の衝撃作はないでしょう。
世界を見渡しても、このクオリティーとはなかなか出会えない。
ヤン・イクチュンという俳優の、全てがこの2時間に注がれて、圧巻。


「殺人の追憶」
「パラサイト 半地下の家族」で世界を魅了したポン・ジュノが、実際の未解決事件を元に撮った傑作。
事件を追い求める執念の刑事を演じたソン・ガンホが韓国で最優秀男優賞を受賞。


「チェイサー」
こちらも実際の殺人事件が元ネタ。
これが長編デビュー作とは思えないナ・ホンジン監督のリアルな演出と、追いつ追われつのスリリングなスピード感。
後味の悪さもまた良し。


「嘆きのピエタ」
三大映画祭の常連にして、ヴェネチア映画祭金獅子賞を獲得した奇才キム・ギドクの作品。
韓国では評価もされず、お客も入らないというギドク。
私生活も色々問題があるそうだが、映画はぶっちぎりの異彩を放っている。


「シークレット・サンシャイン」
傑作にはこの人あり、のソン・ガンホが受けに回り、韓国随一の演技派女優チョン・ドヨンを真正面から受け止める。
子供を誘拐されて精神を冒されるドヨンの「母」の演技が熱い。


どうしても受け付けない、と言う声も聞かれる韓国映画。
リアルでハード、だが、観ないで決めつけるのは勿体ない。
「パラサイト 半地下の家族」でハマった人なら是非この5本を!