
腹にずしんと響いた。
容赦なく。

「ハイドリヒを撃て!ナチの野獣暗殺作戦」
ナチのNo.3ハイドリヒ暗殺の命令を受けた二人。
この危険過ぎる任務を彼らは遂行することが出来るのか!?

脚色の人物造形が素晴らしい。
ヨゼフは暗殺後のことは考えていない。
暗殺を成功させることに燃えているプロだ。
ヤンは暗殺後にどう逃げるかを必死に考える。
その後に幸せな生活を送れると信じ、計画に協力してくれた女性にプロポーズまでしてしまう。

計画に動揺を隠せないヤンに対し、冷静に作戦を練っていくヨゼフ。
だが、そんなヨゼフもある事件をきっかけに感情を爆発させる。
ヨゼフ役のキリアン・マーフィはいつも良いが、今回の演技も繊細で素敵だ。

教会でのクライマックスの銃撃戦。
死を覚悟したラストがあまりにも美しい。
