
こういう演技を目にすると、今でも熱くなる。
今でも?
未だ?
今さら?
ベネディクト・カンバーバッチ。
この何年か演技者として、恐らく世界が最も注目する存在となった。
そして自分の耳にも、役者関係者からその賛辞の声が届く。
ようやく映画での代表作を「イミテーション・ゲーム」によって手に入れたカンバーバッチ。
自分ならどう演じる?
最高の演技を前に考える。
天才数学者であること。
吃音であること。
同性愛者であること。
リスクは相当大きいはず。
歴史にその存在を封印されたアラン・チューリング。
明日はもう1人の天才を演じた、もう1人の最高の演技をこの目で確かめたい。