またとんでもない韓国映画の傑作を発見してしまった。
三大未解決事件と言われるうちの一つ、五人の小学生が行方不明になった事件を映画化した「カエル少年失踪殺人事件」。
残酷描写やエロスもなく、そこにあるのは濃厚な人間ドラマ。
そのゾクゾクする演出に、韓国映画の底の深さを改めて思い知った。
犯人の見つからない事件に、新たな仮説を立てた教授がいた。
その意外な意見に興味を持ったテレビのディレクター。
そして刑事を含めた3人が、事件を炙り出していく。
この映画が素晴らしいのは、作品の柱に子を思う親の愛情が描かれていることである。
それぞれのキャストが我が子への気持ちをリアルに体現し、胸を打つ。
みんないい顔してるんだよな。
この映画が韓国映画では、興行収入のトップに立つ。
日本では有り得ないことだ。
お客さんが大人で観る目が肥えてるんだろうな。
映画への深い愛情を感じるよ。
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