父と母2人だけの世界 | 映画ブログ 市川裕隆の燃えよ ヒロゴン
額から血が…。
またやらかしちゃったな、しかも近所で。
熱くなり過ぎた。
他愛もないことで。
我慢出来なくて俺が手を出したというか、頭を出した。
相手の威勢があまらにも良かったもので。
全然悪い人じゃなかったのに。
お互い握手して別れた。
まあでも、俺がやり過ぎた。
向こうに痛い思いをさせた。
だいぶ謝ったんだけど、良くないね。

実家の片付けが終わろうとしてる。
これから遺品整理の業者を探すんだ。
安く済ませたいよな。
結構高いよね、困る。
今日も何度も胸が苦しくなった。
何だろうな、この感覚。
経験しなきゃ分からないよな。
都営団地との別れももうすぐ。
終われば楽にもなるけど、淋しさもあるね。
残ったのは写真と手紙と思い出のいくつかの品くらいだ。

父がまだ結婚する前に、旧姓須田だった母に出した手紙を発見してしまった。
しかもたった一言、「永遠に君を愛す」とだけ書いた手紙まで。
ああ見えて、意外とロマンチストだったのかな?
他の手紙には、「時間はかかるかもしれないけど、必ず君を幸せにする」なんて言葉まで。
俺の知らない2人だけの世界だ。
そんな時もあったのかと、何か照れ臭くて笑ってしまう。
幸せにしたかは、多少疑問だけどね。


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