未来をつくる言葉 わかりあえなさをつなぐために ドミニク・チェン | haruのearlgreyな日記帳

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大阪神戸京都の三都ものがたり出身、現在Tokyo在住のharuです。
日々のお散歩、お茶とよしなしごとから始まったブログです。

2022年の年末、乳がんの手術をし備忘録を兼ねてそのトピックでも書き始めました。

がんのイメージを治療を通じて希望的観測に。

先月からドミニク・チェンに触発されてます。。



この人のお名前を知ったのは、たしか年末年始のNHKだったと思います。

AI翻訳など、その周辺について興味津々で(今もだけど)

気の抜けているお正月の晩に、この人が何か語ってたんだと思います。

 

で、

先日、何かインスピレーションで

行ってみたらどう?のイメージが何回も湧いてきて行った21_21DESIGN SIGHTの展覧会

 

 

「トラNsれーショNs展」の主催者がその「ドミニク・チェン」になっており

展覧会の構成と内容自体にも衝撃を受けまして

この前2回目を見ようかな、と思って足が向きました。

 

ミュージアムショップは入ってすぐのところにあるので

まずそのとき手に取った本を

パラパラ読み始めたとき、掴まれるような一説が・・・

 

 

 

既に和菓子など買っていたので

1冊だけ購入し

その日は展覧会は見ないで帰った。

 

積んであった著書の中で、一番個人的要素の多い文章と感じました。

(一番売れていました。)

書き方としては、ブログのようにも読める感じでしたが

文章の流れがフランス語のような流れ、、、

 

展覧会でも少し見て知ったけど

お父様のお仕事の関係もあって、国籍意識が薄いと書いてありました。

チェンさんなので日本生まれの中華系で、教育はフランス語

フランスへ移動した後は大学からアメリカということだそうです。

 

・・・母語について考え始めていたタイミングに

なんというハプニングか!?

という展覧会でした。

 

この本では、

人がどのように初めての環境で新しいことに出会い

ことばを発しながら、その場の人と関係をつくっていくのか、理解し合うのか

ということを中心に書かれた内容です。

 

最近読んだ中では

一番感銘を受けた1冊かも。

 

文章の運びというと

現代国語の論説文のような趣と思ったのですが

新婚旅行がてらモンゴルへ行ったとき、馬で疾走する、

模擬結婚式で家族となった人から、最大のもてなしを受ける場面は

動画が浮かんできそうな流れるような文章なのでした。。。

 

他の本も読んでみたい。

ことばとテクノロジーについて興味がある方には

激推しの1冊です♡

 

 

ちょうど考えていることのイメージの方向がとてもあっていて

自分だけでなく

 

「私たち」

 

私たちが進んだところに

「公共の」

 

しあわせがある

 

それをどうやって設計して、つくっていくか

というのが書かれてあります。

 

まだまだ興味津々。。。