本を読んで泣いたことってありますか?
この本、脚本を書くことを職業にしているヒトや
脚本家を目指している学生さん向けかと思ったら
実際にはヒトの感情の取扱いと関係性、
大きな枠組みでストーリーの読み方について書かれてあります。
午後から時間を何回かに分けて読み切りました。
はじめに、の文章でつかまれて
あとがきのところでひさしぶりにちょっと鼻の奥が痛かった。
物語を書く人は
感情の取扱いについてこんなに深く掘り下げるもんなんですね。
自分に置き換えてみれば、
書きなぐりの私の日記の方が自分らしい勢いだ、そこに個性が出てるというところでしょうか。
↑なるべく書きなぐらないように心掛けていましたょ。。
本編で出てくることばとか会話
共感箇所が多いのも印象的でした。
よくわからない疲労感の原因物質が
「何が原因となっていたのか」を説明されたような抜かりない言葉遣いと丁寧な書き方で、
居心地のいいリズム感のある文章でした。
「早い段階で問題点を特定し、方向性をはっきりさせる」は
普通のビジネスマンとも共通するような推進力を示すくだりです。
漢方薬。とイメージが浮かんできたからそのままのイメージで読み進むと、
後ほど
「漢方薬のようなアプローチ・・・」と出てきて 笑
書き手と読み手で会話が成り立っていました。
近所の医院に出るまでの3分間くらいの間にFMのゲストでご登場の著者の三宅さんのお話を聴きましたが
3分間でつかまれた内容だから
ページをめくる毎に新たに自分で分からなかったことが判明していき
セラピー効果が高い内容でした。
この人、やっぱりドクターかも。。。
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中級編も読みたいです。
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