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ナギが、甘かった


あくまでも、『ナギにしては』、です)
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ナギ嫁
ですが(//∀//))
。
まさか縮毛矯正?←海の藻屑









キシリ、とわずかにベッドが軋む。
「ん・・ふ・・」
声を抑えようと思わず腕で口元を覆うと、熱い手に掴まれ、シーツに押しつけられた。
シン 「・・声を抑える必要はない。存分に啼け」
耳朶を甘噛みしながら囁かれ、目を開けると、見慣れない天井が視界にうつった。
そうか、ここ、船じゃなかったんだ・・
シン 「気持ちよすぎて、ここがどこだかわからなくなったか?」
クク、と楽しげな含み笑いをしたシンさんが、焦らすように動く。
「ん・・っ、シン、さ・・んぅっ」
シン 「・・いい声だ」
黄昏時の明かりが差し込む宿で、私はシンさんに翻弄されている。
「あ、ふ・・」
苦しいくらいの快楽に、思わずシンさんの首に手を回して抱きつこうとしたけれど。
震える手が思うように動かなくて、シンさんの髪を絡めてしまう。
「あ・・」
プツ、と小さな音がしたと思ったら、はらり、とシンさんの髪が解けた。
女の人みたいに綺麗な髪が、広がって、落ちる。
「シンさ・・ きれ、い」
滅多に見られない、解き髪のシンさん。
シン 「フン・・ 鬱陶しいな」
言ったシンさんが、私の背中に手を回したと思ったら、ぐい、と抱き起こされた。
「んっ・・!」
動いた拍子に、強い刺激に貫かれて、瞬間、気が遠くなる。
目を開けると、胡坐で座ったシンさんの上に跨るような格好。
解けた髪をうるさそうに払いのけるシンさんは、やっぱり、とても綺麗で。
「シンさ・・」
シン 「なんだ?そんな目で。誘ってるのか?」
「っ、ちが・・」
シン 「さっきから充分、お前を悦ばせているつもりだが。まだ足りないか?」
シンさんの手が私の腰を掴み、ゆっくりと揺らす。
「や・・ ぁんっ」
シン 「イヤとは思えないが、な」
にやり、と笑ったシンさんの動きに囚われて・・
気付いたら、シンさんの腕を枕にして、私の頬にシンさんの胸が触れていた。
シン 「・・目が覚めたか」
「わた、し・・いつのまに・・」
顔を上げると、私を見るシンさんと目が合った。
「あ、髪・・」
いつもとは少し違うけれど、さっき解けたそれは、既に束ねられている。
シン 「なんだ?残念そうな顔をして」
「だって・・ なかなか見られないから。髪を解いたシンさん。綺麗な髪だし」
シン 「フン。まぁ、気が向いたら、見せてやってもいいが」
「・・ふふ」
シン 「何がおかしい」
「え、なんでもない、です」
シン 「何でもないヤツが笑うか?」
「だって、言ったら、怒られそうだし」
シン 「・・言わなければ何もされない、とでも?」
くい、と顎を掴まれ、唇が触れる寸前まで顔を近付けられた。
射るような、強い瞳。
「あ、あのっ。じゃぁ、怒らないで・・・くださいね?」
シン 「・・内容によるな」
「・・・う。えっと、シンさん、なんだか、孔雀みたい、って」
シン 「・・孔雀?」
「はい。さっき、髪が解けた時、すごくきれいで。羽を広げた孔雀みたいで、見惚れちゃって」
シン 「・・・」
「それに、『気が向いたら見せてやる』っていうから、余計にそう思えて・・」
シン 「・・・俺を、動物に例えるとは、いい度胸だな、テル」
「っきゃ!」
ぐい、と腕を掴まれたかと思うと、仰向けになったシンさんの上に乗せられた。
「あ、あの、ごめんなさ・・」
シン 「・・・まぁ、いい。今日はお前の誕生日だからな。大目にみてやる」
「え・・」
・・覚えててくれた、の?
シン 「俺が、お前の誕生日を忘れると思うか?見くびられたものだな」
シンさんが手の甲で私の頬に触れ、ぺしぺし、と軽く叩いた。
シン 「誕生日だから、お前の望みを叶えてやろうと思っていたのだが」
あ、それで・・・
昨日の夜、見張りに行くシンさんに、何かしたいことがあるか、ときかれて。
一人で眠るのが寂しくて、シンさんと一緒にいたい、と思わず言ってしまったんだった。
「あ、ありがとう・・・」
シン 「・・・孔雀、か」
呟いたシンさんが、ちらり、と私を見た。
その目の光に、どきり、と心臓が跳ねた。
シン 「孔雀が羽を広げるのは、己の美しさをメスに示して気を惹くためだろう?」
「え、っと。はい、確か、そうだったような・・」
シン 「・・要するに、俺に、もっと誘ってほしい、ということか」
「え・・んん」
反論しようとした言葉はシンさんの唇で塞がれ、そのまま、くるり、と体勢をかえられて。
シン 「日付が変わるまで、まだ時間はあるからな。誕生日プレゼントとして、その間、たっぷり、誘ってやろう」
口端を上げたシンさんが、楽しそうに囁いた。
「ちょ・・ シンさ、ん?」
シン 「・・あぁ、そうだ」
「え?」
不意に、今までのからかうような笑みが消えて。
シン 「誕生日、おめでとう、テル」
打って変わって、この上なく優しい瞳、甘い声で囁かれた。
ちゅ、と、優しい口付け。
「!」
でも、唇が離れると、すぐにいつもの勝ち誇ったような顔に変わって、
シン 「手加減する必要は、ないな?」
・・・ずるい、よ。そんなふうに見つめられたら、抵抗できない。
でも、ありがとう・・・
伝えたい言葉は、シンさんの動きに息を乱されて、声にはならないまま。
熱く甘い一夜に、堕ちていった・・・
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚
おはようございます。
そして。
テルしゃん! お誕生日ですよね? おめでとうございます~!!!
押し付け駄文で申し訳ありませんが、いつも萌え転がらせて頂いているささやかなお礼と、
おめでとう!のいっぱいの気持ちを込めて。
孔雀。
昔、祖父の家にいたんです
←お江戸のど真ん中なのに、孔雀だの軍鶏だのウサギだの家鴨だの、いっぱいいた。
なかなか羽を広げてくれなかった孔雀さんが、どういう気紛れか、
ある日、ちびの私が小屋の前に来た途端、ぱーっと羽を広げてくれて。
その瞬間の美しさは、幼心にも衝撃的なのものでした。
この連休中に、家族で入った自然公園に、孔雀がいて、ふと、そんなことを思い出し。
そういえば、孔雀って、気まぐれなところとか、でも本気になったら超絶美しいところとか、
なんとなくシンさんっぽいなぁ、と思って浮かんだ妄想でした。
『ドS航海士』って謳い文句の割に、本編とか番外編とか甘甘で拍子抜けだったりするシン様。
個人的願望では、ツンツンツンデレくらいな割で、いぢめてほしい(/ω\)
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