恋に落ちた海賊王―捏造コラボ
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カモメが気持ちよさそうに飛んでいる。
「…陸が近いんですね」
シン 「明日、ミゼル島に着く」
シリウス号はいま、ミゼル島に向かっている。
ソウシさんによると、ミゼル島は “世界中から最先端医療を求める人が集まってくる” 所らしい。
ソウシ 「ミゼル島が近くにあってよかったよ。各分野の専門医が集まることで有名な島なんだ。ナギも安心するといいよ」
いつもの穏やかな笑顔でそういうソウシさん。
リュウガ 「まぁ、俺は、ナギは放っておいてもそのうち治ると思うがな」
「船長・・」
いつものこととはいえ、腕を組んで、にやりと笑いながら言う船長を見た私の視線は、つい、非難するようなものになってしまったようで。
リュウガ 「おいおい、ゆま。んな睨むなっつーの。まぁ、怒った顔もかわいいけどな!」
・・・私の視線など笑い飛ばして、さらに、ウィンクまでしてくる船長。
ハヤテ 「船長、ナギ兄が治るって、なんか根拠はあるんすか?」
リュウガ 「んなもんねぇよ。俺は医者じゃねぇしな」
シン 「つまり、極めて楽観的な観測、というものですね」
ハヤテ 「まためんどくせぇ言い方しやがって・・」
シン 「・・お前がバカなだけだ」
ハヤテ 「んだとぉ!シン、てめぇ・・っ」
ソウシ 「こらこら、落ち着きなさい、二人とも」
リュウガ 「まぁ、簡単に言えば、俺のカンってやつだな」
トワ 「カンって・・ そんな無責任な」
カモメにエサをあげ終わったトワくんが、呆れたように呟いた。
リュウガ 「俺はこのカンで生き延びてきたんだぜ?そうバカにするもんじゃねーぞ」
ソウシ 「確かに、船長のカンが素晴らしいことは認めますが。医者としては、ナギにはちゃんと診察を受けてほしいな」
ちらり、と、ソウシさんが視線を送った先は、みんなから少し離れた船首の方に立っている、ナギさんの背中。
ソウシ 「ゆまちゃんだって、ナギにはちゃんと病院に行ってほしいよね?」
「・・そうですね。ソウシさんでも、ナギさんの味覚障害の原因がわからないなら、病院で診てもらうのがいちばんかと思います」
リュウガ 「おぉ、愛だなー、ゆま」
顎に手をあて、にやりと笑う船長。
ハヤテ 「島についたら、ナギ兄は病院に行くとして、俺達は何するんすか?」
ソウシ 「初めての場所だしね、あまり目立たないように、いろいろ探索した方がいいんじゃないかな」
トワ 「買出しとかもありますしね!」
リュウガ 「ぞろぞろ病院に行ってもしょうがねぇしな。ナギと、ソウシで行けばいいだろう」
ソウシ 「病院には、私より、ゆまちゃんの方がいいんじゃないかな」
シン 「俺は、素人のゆまより、ドクターが適任かと思いますが・・」
ソウシ 「ちょっと気になることもあるし、私は病院の外から調べようかと思ってね」
「・・気になること?」
ソウシ 「まぁ、医者のハシクレとして、いろいろと、ね。ゆまちゃんだって、ナギについていたいだろうし」
「・・はい」
そうだよね?というように促されて、つい、正直に頷いてしまった。
ソウシ 「ゆまちゃんが心配でもあるんだけどね。病院は、当たり前だけど病気の人がいるところだから。何かうつされるリスクもある」
トワ 「・・なるほど」
ソウシ 「でも、ナギの精神的な安定には、ゆまちゃんがいちばんだろうからね」
・・・にっこりと笑ってそういうソウシさんは、純粋にナギさんを心配しているとわかってはいるけれど。
こんなことを言われて、なんと返事をしたらいいのだろう。
「・・・え、っと。そう、だと、いいんですけど」
もごもごと呟いたのは、我ながら、全く情けない言葉で。
リュウガ 「よし!ナギとゆまは病院、あとは島の探索、情報収集だ!」
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ソウシ 「じゃぁ、ナギとゆまちゃんは病院へ。あの建物だよ」
シリウス号は、ミゼル島に上陸した。港は船の出入りも多くて、街にも人がたくさんいる。
行き交う人の髪の色、肌の色、服装もさまざまで、
ソウシさんの言う通り、いろいろな地域の人々がこの島にやってきているのだ、とわかる。
たくさんの人の中、白衣を着た男性、女性も、ちらほらと目についた。
ソウシさんが指した病院は、港の近く、小高い丘の上にあって、ひときわ大きい建物だった。
ハヤテ 「そうそう、ナギ兄達はさっさと病院行って!宿探しとかは俺達がやるから!」
ナギ 「いや、俺はひとりで・・」
シン 「ゆまは今、ナギのことで頭がいっぱいで、いつにも増してボケっとしてるからな。俺達についてきて、途中で迷子にでもなられたら迷惑だ」
「ボ、ボケっと、って・・」
フン、と、いつもの皮肉っぽい笑いを浮かべたシンさんは、さっさと1人で歩きだした。
ソウシ 「ふふ。言い方は酷いけど、シンなりに気を遣ってるんだよ」
トワ 「宿とか決まったら、僕がすぐ知らせにいきますから、お二人は早く病院へ行ってください!」
思わずナギさんを見ると、微かに頷いたようで。
ナギ 「・・悪いな」
ソウシ 「ナギは他のことを気にせず、身体のことだけ考えて」
ナギ 「・・はい」
ソウシ 「ゆまちゃん。ナギを頼んだよ」
「はい!」
船長、ソウシさん、シンさん、ハヤテさん、トワくん。みんな、ナギさんを心配してる。
ナギ 「・・行ってくる」
いつもと同じように、素っ気なくそういって、ナギさんが歩きだす。
「行ってきます!」
もう一度、船長たちをみてそう言ってから、私はナギさんを追いかけた。
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ご機嫌さまでございます。
秋というより、すっかり初冬の雰囲気ですね。
セレスさんの萌え萌えな第②話から、3週間も経ってしまいました・・・
その割に、UPした第③話は、なぜかほとんど進んでいない![]()
エンディングを迎えるころには、年が変わっていたりして。。。
↑冗談、で済まないかも(゚ー゚;
おまけに全然甘くないっていう・・・ あうち。
素っ気ないナギも大好きなんです。すみません。
「あ?」 「・・アホか」 とか言いながら、たまに見せる微笑みがタマラナイ(〃∇〃)
ここぞ!という時には、アスカもびっくりの、「お砂糖+蜂蜜+メープルシロップ、ついでに黒蜜も」
くらいに甘くなる・・・はず。
というわけで、愛しのセレスさま~!
またしても無茶ぶりバトンで申し訳ありませぬぅ![]()
続きを宜しくお願い致しますm(_ _ )m
そして、しつこいようですが↓
***** あくまで、個人的趣味として、楽しみとして、書いておりますので、
内容や、UPするタイミング等々、お気に障る方もいらっしゃるかもしれません。
その点、甚だ勝手ではありますが、どうぞご容赦くださいませ *****