懐かしドラマ 「3人家族」 | ゆうべ見た映画

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懐かしい映画のブログです。
ときどき、「懐かしの銀幕スター」「読書」など
そして「ちょっと休憩」など 入れてます。

 

ケーブルテレビで録画しました

 

リアルタイムでは 見ていないので

これはいったいいつ頃、放送されたのか

調べて、びっくり!

 

なんと55年前!

ジャスミン20歳の頃 もう衝撃!

 

そりゃあ、古い作品ばかり好きで

戦前の映画だって 観てるのだから 

驚くことないのだけど 

 

ホームドラマだからかな・・

その長い間の 年月をまったく感じない

 

企画・制作が 木下恵介プロダクション

 

脚本が 松竹時代

木下監督の助監督もやった 山田太一

 

演出が 川頭義郎、中川晴之介のおふたり

 

川頭義郎さんは長年、木下監督の助監督でした

俳優・川津祐介さんのお兄さん

 

中川晴乃介さんは 画家・中川一政さんのご子息

 

そしてセットは 松竹大船撮影所

 

主演の竹脇無我さん

映画もテレビも出演作品は あまり見てないのですけど 

私、好きだったです

ご本名なんですよね、素敵なお名前

 

そして栗原小巻さんも ご本名

お名前通り とっても可愛くて、美しい

 

お話は

 

横浜・妙蓮寺の一軒家に住む 

父(三島雅夫) 兄(竹脇無我) 弟(あおい輝彦)

この男ばかりの3人家族と

 

横浜・野毛のマンションに住む

母(賀原夏子) 姉(栗原小巻) 妹(沢田雅美)

この女ばかりの3人家族が

 

やがて、ひょんな偶然から

家族ぐるみの交流が生まれていく、というお話

 

お話の発端は

通勤電車の中で見かけ 

お互いに惹かれ合ったふたり

 

柴田雄一 (竹脇無我)

 

稲葉敬子 (栗原小巻)

 

無我さんは 

田村町 (新橋)の商社に勤める サラリーマン

 

小巻さんは 

霞が関のインフォメーションセンターに勤めるOL

 

横須賀線 凄いラッシュです

はじめてのドキドキ接近  だけど会話は

「混みますね」「ええ、ほんとに」だけでした

 

このふたりが まるで神様のいたずらのように

喫茶店や街中、日比谷公園などで ばったり出逢い

たび重なる偶然に ふたりは運命の糸を感じる

 

しかし無我さんには近々、独身が条件の

海外派遣留学生試験が控えている

受かれば 2年間、費用は会社持ちで どこかの国に留学できる

 

一流商事会社で エリートを目指すには

是非ともパスしたいが 300人中・15人の難関である

恋人など作っている場合ではない無我さんは

自分の気持ちを ぐぐっと抑えこむが

 

しかしふたりの間は 思わぬところから

急接近することになる

 

それぞれの弟、妹が 

結果的にふたりを 結びつけることになるのだ

 

他に

家政婦のハルさん(菅井きん)

 

小巻さんに横恋慕する 写真家(中谷一郎)

 

無我さんの先輩(近藤洋介) 

 

などなどの俳優さん

 

ナレーションが『逃亡者』のナレーターや

『ナポレオンソロ』の矢島正明さん

あの、いい声で語る 

ちょっとキザなナレーションがいいんですよ

 

そして

 

弟のあおい輝彦さん

 

この子がいいんです、今浪人中ということで

炊事、洗濯、掃除いっさいを引き受けています

ナイーブで可愛い

 

あおい輝彦さんといったら

初代ジャニーズのメンバーですね

 

この主題歌『二人だけ』もヒットしました

ノビのある 甘い声で、いいんです

       ピンク薔薇

そして

お父さんの 三島雅夫さん

ジャスミンは 小津さんの『晩春』の時からのファン

成瀬さんの『おかあさん』では ポパイの父ちゃん

 

穏やかで いいお父さん

 

       ピンク薔薇

 

30分の25回ドラマで 6か月続きました

CMが入るから 実質、とても短いのだけれど

でもお話は ゆっくり各駅停車ですすむ

 

無我さんと小巻さんが お互い惹かれ合っているのに

いつまで経っても ろくに言葉も交わせず ぜんぜん発展しない

9話目で やっとはじめてのデート

ラブシーンだって それらしきものが たった一回

 

今の若い人には まだるっこしい、ピンと来ない、

かも知れませんが 来なくて結構

 

       ピンク薔薇

こんなふうに ドラマにたっぷりと浸かってると

いつのまにか、

家の間取りまで 頭に入ってしまう

 

お茶の間を挟んで

お兄さんの部屋がここで 弟がこっち

お父さんはあっちで寝るのね・・なんて

誰かが泊まることになった どこに寝かすのだろうと

心配するジャスミン 

 

そして 季節は冬

暖房は炬燵とストーブしかないから

家の中でも厚着で そのせいで服装がきちんとしている 

 

でもみなさん、さすがですね

もの凄く自然な 家族の雰囲気が出来ていて 

カメラが回ってることなんて 忘れてしまう

 

 

 

       ピンク薔薇

美男美女のお写真

 

 

 

 

この翌年から始まる『二人の世界』も

おふたりのコンビ

 

こちらも大好きドラマです

 

 

おしまい