ウエスト・サイド物語 (1961) 米 | ゆうべ見た映画

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ウエスト・サイド物語 (1961) 米

監督・ロバート・ワイズ & ジェローム・ロビンズ

 

シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を元にした

ミュージカル映画。

 

ご紹介するのはもちろん、リメイク版ではありません。

60年前の名作です。

ジャスミンは 特にスピルバーグが苦手。

 

当時は、超々大ヒットしました。

何度も何度も 劇場に足を運んだ人が たくさんいたみたい。

 

1961年に 松竹洋画系の映画館で封切られ 

あちこちで ロングラン上映となり 

 

特に、東京・丸の内ピカデリーでは

翌々1963年まで 511日にわたり上映され

ロングランの新記録を 樹立しました。

 

同一劇場で、同一作品を 

足掛け3年にわたり 連続上映ですよ

今では信じられないことですね。

 

とにかく、それまで ミュージカル映画など 

見向きもしなかった若者たちが 殺到したのです。

 

さらっと、お話。

 

ニュヨーク・マンハッタンのウエストサイドで

敵対する

白人系・非行少年たちの グループ「ジェット団」と

プエルトリコ系の グループ「シャーク団」

 

「ジェット団」リーダー (左)リフ (ラス・タンブリン)

 

「シャーク団」リーダー (真ん中)ベルナルド (ジョージ・チャキリス)

 

 

その「ジェット団」のトニーと

 

「シャーク団」のリーダー(チャキリス) の妹・マリアの

悲劇の恋を描いたストーリー。

 

トニー (リチャード・ベイマー) マリア (ナタリー・ウッド)

 

映画は漆黒の画面から オレンジ、緑、青・・と

背景色が変わり

5分間をかけて 序曲から始まる。

 

そして、観客の呼吸・・というか 

鼓動のリズムに ぴったりと合ったフィンガー・スナップ。

 

そしてそして、ニューヨークの大俯瞰!

 

もう、ここで早くも 脳が痺れてしまうのだ。

 

音楽は、20世紀クラシック界を代表する

レナード・バーンスタイン。

 

「トゥナイト」「アメリカ」「マリア」「クール」など

劇中で歌われる曲も 多くの人を魅了して

サウンドトラック・アルバムも 空前の売り上げ。

 

ビルボード誌の アルバム・チャートで54週No.1

この記録は 現在までも破られていないとか。

 

また、主役の一人・トニー役は 

エルヴィス・プレスリーが 第一候補で

 

エルヴィスも 熱望していたそうですが

マネージャーのパーカー大佐が

サウンドトラックの独占権が 得られないため拒否したそうで

 

エルヴィスは 出演出来なかったことを

後まで、悔やんでいたといいます。

 

(左)振り付け監督のジェローム・ロビンズ監督 (右)ロバート・ワイズ監督

 

 

 

 

 

演技指導のワイズ監督

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           ↑

ダンス指導の ジェローム・ロビンズさんは

名門アメリカン・バレエ・シアターのソリストだった方。

 

このロビンズさんは 

音楽・ダンス・ファイトシーンの全責任者でしたが

非常に厳しく 完璧主義者で

 

撮影が60%のところで 予算を使い切ってしまい

会社側と揉め、解雇されている。

黒澤さんみたいな人なのだ・・

 

タイトル、エンドクレジットのデザインは

あの、ソール・バスさん♡

 

 

サウンド・トラックの レコードジャケット

   ↓

ソース画像を表示

 

 

アカデミー賞では 作品賞・監督賞など

ノミネートされた11部門中 10部門を受賞。

 

ロバート・ワイズ、ジェローム・ロビンズ 監督賞

ジョージ・チャキリス 助演男優賞

リタ・モレノ 助演女優賞

 

左から、ジョージ・チャキリス、ジェローム・ロビンズ、
 ロバート・ワイズ、リタ・モレノ

 

ワイズ監督は この4年後にも

『サウンド・オブ・ミュージック』で 監督賞を受賞している。